オール電化住宅でも契約できる基本料金0円の電力会社18社

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青だんごむし

こんにちは、青だんごむしです

2022年後期以降、燃料費高騰による電力料金の値上げがとまりません。これを目にして日中の自家消費に転換するご家庭が増えてきました。

しかしオール電化住宅の中には、太陽光発電システムや蓄電池を設置していながら、大手電力会社の高い基本料金が掛かるオール電化プランをそのまま利用されている方々がたくさんいらっしゃいます。

太陽光発電システムや蓄電池を設置されている住宅であれば、毎月の電力会社の買電量が少ない場合が多いので、オール電化プラン以外の電力プランも視野にいれることで、現在の電気料金を下げることも可能になります。

毎月の電気使用量が少なければ、基本料金0円の電力会社のほうが絶対にお得なので、電気使用量の少ない電気の自家消費型住宅にお住まいの方を中心に、当家の電気料金の実績を元に基本料金なしの電力会社のメリットとデメリット、電力会社の選び方についてご紹介します。

もちろん、ガスをメインとして電気はあまり使わないご家庭や、一人暮らしであまり電気を使わないけど60アンペア契約を検討されている方にも基本料金0円の電力会社はおすすめです。

こんな方が参考になります
  • 大手電力会社のオール電化プランを契約していて電気使用量の少ないご家庭
  • 太陽光発電と大容量の蓄電池を設置して電気使用量の少ないご家庭
  • FIT売電が終了し蓄電池を導入して電気の自給自足を目指しているご家庭
  • とにかく電気料金を安くしたいと検討中の方
  • 60A or 10kVa契約したけど毎月の電気使用量が少ない方
  • 一人暮らしで契約容量を60Aでしたい方
  • ガスの使用をメインとしていて電気はあまり使わない方

電力会社の比較だけ見たい方は、下の項目から「基本料金0円の電力会社一覧」を選んでください。

当サイト運営者は、2021年3月から太陽光リースを提供する電力会社の基本料金0円を利用しておりましたが、電気の資源価格高騰によりサービス終了、その後2022年12月中旬に他社「0円でんき」の基本料金0円に乗り換えて現在に至ります。

目次

オール電化の定義

オール電化とは、主にガスや石油を使わない電気だけの家電で生活を行う住宅のことを言います。皆さんの中には、オール電化とは何なのか理解ができていない方も多いはずです。

当記事では、オール電化の基本的な部分を理解してもらった上で、本当に正しい電力会社の選び方についてお伝えしていきます。

オール電化住宅は電気エネルギーだけを使用した住宅

オール電化住宅とは、ガスや石油を使わずに電気だけを使用した住宅です。

現在のオール電化住宅には、電気を使っていく上で主に3つの生活パターンが存在します。

  • 太陽光発電システムを設置しないオール電化住宅
  • 太陽光発電システムと設置したオール電化住宅
  • 太陽光発電と蓄電池を設置したオール電化住宅

同じオール電化住宅でも、太陽光発電システム設置の有無によって、電気の使い方や主に電気を使う時間帯が違うため、電力会社と契約する電力プランにも影響を及ぼします。

ここで、各オール電化住宅の特徴をみてみましょう。

太陽光発電システムを設置していないオール電化住宅(2002年~)

太陽光発電システムを設置していない住宅は、主に夜間の時間帯に電気を使用しています。

オール電化プランでは深夜時間帯の電気が安くなっているため、電気がめっちゃ掛かる電気温水器やエコキュート、食器洗浄機、洗濯機の稼動等を深夜時間帯に行って電気代を安くしています。

太陽光発電システムを設置しているオール電化住宅(2010年~)

太陽光発電システムの設置している住宅には、国の電気買取FIT制度を活用している場合が多く、売電単価によって日々の電気の使い方が違います。

国が買い取ってくれる電気の売電単価は、1kWhあたりの単価が年々値下がりしており、2010年に48円だったものが2024年では16円となっています。

2010年~2017年頃

2010年頃から2017年頃の間に、太陽光発電システムを設置している住宅では、太陽光発電で得られた電気の売電単価(48円~28円)が高いために、なるべく電力会社に売電するように心がけている家庭が多いです。

このため、太陽光発電システムが設置されていない住宅と同様に、基本的には深夜の安い電気を使う生活スタイルの家庭が多いです。

2017年~2024年現在

2017年以降に太陽光発電システムを設置した住宅では、国の売電単価が低い(28円~16円)ため、太陽光発電で得られた昼間の電気は家で自家消費しながら、電気消費の多い家電を夜間の安い時間帯に多く使うような生活されている家庭が多いです。

太陽光発電システムと蓄電池を設置しているオール電化住宅(2022年~)

最近の住宅では、災害対策や電気料金を安くしたい目的で、新築で太陽光発電システムと蓄電池を設置する建物が増えました。また国の買取制度が10年で終わりその後の売電価格が低いことから、太陽光発電で得られた電気を蓄電池に溜めて、夜間に利用するFIT卒住宅が増加傾向にあります。

近年の電気代の高騰により、太陽光発電で得られた電気をなるべく家で自家消費し、電力会社から電気を買わない家庭が増えています。

当家もこの環境下で生活を続けています

オール電化住宅で契約できる電力プラン

オール電化住宅では、主に3つの電力プランで契約を行うことができます。

ここでよく勘違いをされることあって、「オール電化住宅だからオール電化プランで契約しないといけないのでは?」と思われる方もいらっしゃいますが、実はそんな厳しいルールはありません。

電力プランによって色々な条件があるだけなので、基本的にはどの電力プランでも契約を行うことはできます。オール電化プランはその中の一つに過ぎません。

太陽光発電設備のないオール電化住宅に最適な「オール電化プラン」

オール電化プランで契約するためには、あらかじめIHクッキングヒーターやエコキュート等の指定された家電を使用していることが条件となっている場合がほとんどです。

オール電化住宅の基本的な考え方は、「深夜の安い時間帯に電気を使いましょう」というものが特徴となっていますが、どうして深夜なのか?と疑問に思われる方も多いと思います。

深夜の時間帯を指定している理由として、大手の電力会社が安定した電気供給を時間帯に関係なく維持できるようにするための電力会社の都合です。

世間一般的には、深夜の時間帯が一番電気を使ってもらえないので、この時間帯をオール電化住宅で使用してもらうために、深夜の電気が安くなるオール電化プランが作られました。

オール電化住宅のメリットとして、毎月の電気買電量が多いのであれば、深夜時間帯に安い電気をたくさん使うことができるので、電気代を抑えることができます。ただし、安い電気を買える分、基本料金が高めです。

料金体系は、基本料金と深夜時間帯の安い電気料金、昼間の高い電気料金です。

またオール電化プランでは、短時間にたくさんの家電を同時に稼動することができるように、従来の従量電灯プラン(60A)よりも契約容量が大きい7kVa以上(大体は100A or 10kVa)で契約できることが多いです。

よく電力会社のQ&Aに掲載されている「オール電化住宅は契約できません」は、この料金体系がないからです。

オール電化住宅でも、深夜の格安料金を使う必要がないのであれば、必ずオール電化プランにしなくても良いのです。

誰でも契約ができる「従量電灯」プラン

従量電灯契約とは、一般的に電力会社からの電気購入量(買電量)に応じて段階的に電力量料金(電力単価)が上がります。契約容量は10A~60Aですが、オール電化住宅では60Aで契約されることが多いです。

オール電化プランとの違いは、10kVA(100A)の契約容量と割安な深夜料金がないことです。

基本料金と電力量料金が掛かります。電力量料金は段階的に120kWh、300kWh以下、300kWh以上の3段階で電力単価が区切られていて購入量が多いほど電気量単価が高くなります。

大手電力会社は10社ありますが、そのうち東京電力と中部電力の電力量単価を紹介しておきます。

スクロールできます
管轄地域/電気量単価電力プランと
基本料金
~120kWh~300kWh301kWh~
東京電力従量電灯B 60A
(1,870円)
29.8円36.4円40.49円
中部電力従量電灯B 60A
(1,926円)
21.2円25.67円28.62円
2024年4月の電力単価

割安な深夜に電気を使う必要がない場合は、従量電灯プランで十分です

オール電化住宅で買電量の少ない方向け「基本料金0円」プラン

基本料金0円プランは、その名前のとおりで基本料金0円で電気量料金と電力会社の独自の電気使用量が掛かります。

基本料金0円の電力プランは、基本的に時間帯に関係なく一律同じ電力量単価となります。

当サイト調べですが、電力会社のオール電化プランで大体毎月の買電量が100kWh以内であれば基本料金0円の電力会社に乗り換えた方がお得になる割合が高いです。

オール電化プランの基本料金が東京電力の場合で3,117円なので、基本料金0円プランの電力単価が30円の場合に100kWh以内に抑えられたら安いということ

オール電化住宅で基本料金0円プランをおすすめする理由

2015年頃から太陽光発電システムが普及しはじめてきて、2022年頃からは蓄電池を設置する住宅が増えてきました。

ちょうど2022年頃に電気料金の高騰を騒がれるようになってから、度々オール電化プランの基本料金や電力単価の値上がりが行われるようになり、これまでオール電化プランのウリでもあった「深夜の時間帯の電力単価」がそんなに安いと問題視されるようになっています。

太陽光発電システムや蓄電池を設置している住宅であれば、日々の高い電気を買わないように太陽光発電で得た電気を昼間は自家消費しながら夜間に使用する電気を蓄電池に溜めて生活を行いますので、あまり電気を購入することはありません。

こうなると、わざわざ深夜の時間帯に電気を買う必要がないはずです。これは、ガスをメインで使用する住宅でも同じことが言えます。

特に蓄電池の容量が大きい場合(10kWh以上)は、冬場以外は電力会社から購入することはあまりないので、あえて深夜料金が安くなるオール電化プランで契約する必要がありません。

当サイトで特におすすめしたい、生活環境の方は以下のとおりです。

太陽光発電と蓄電池で毎月の買電量が100kWh以下の住宅

太陽光発電と大容量の蓄電池で、毎月の買電量が100kWh以下の住宅はおすすめです。オール電化プランの毎月の基本料金は大体3000円~5000円くらいですが、電気量料金を加えると7000円~8000円は掛かります。

基本料金0円プランの電力量単価は大体35円なので、100kWh使用したとしても4000円くらいで電気料金を抑えることができます。

また時間帯に関係なく、同じ単価で電気を使うことができるので、例えば台風対策で昼間に電気を蓄電池に溜める必要がある時なんかは、電気代に躊躇することなく電気を使うことができます。

ガスの使用をメインとして電気の使用が少ない住宅

オール電化住宅で一番電気を使うのは、IHクッキングヒーターやエコキュート、エアコンです。

それを全てガスで賄った場合は、小物家電や照明器具の利用だけに電気を使うことになります。こんな場合は、月に50kWhも消費することはほとんどないので、わざわざ基本料金のかかる従量電灯プランで契約することが勿体ないです。

若干の従量電灯プランよりは電力単価は高いですが、電力会社からの購入量が少なければ今よりも電気料金は安くできます。

オール電化住宅が基本料金無しプランに乗り換えてお得か判断方法

現在オール電化プランで契約している場合で、基本料金0円プランをおすすめできるかどうかを簡単に調べることができるので、確認してみましょう。

事前に用意してほしいものは、電気料金の請求書(明細書)です。その中に記載されている電気料金(黄枠)と電気使用量(緑枠)、あとは基本料金(青枠)を確認してください。

下の電気料金明細書は、当家が新築で入居して蓄電池が稼動する前まで契約していた、中部電力のオール電化プランの請求書です。当家では蓄電池の稼動後に、基本料金0円の電力会社に乗り換えました。

当家で過去に契約していたオール電化プランの請求書 [令和3年3月]

損するパターン(令和3年3月 蓄電池なし)

<オール電化プランで契約した時の毎月の電気料金の例>
毎月の基本料金(15kVA):2,917円
毎月の電気買電量:477kWh
基本料と電気量料金と燃料費調整額等を合わせた電気料金:10,362円

この3つの項目が分かれば、基本料金0円のプランで契約してお得か損か分かります。

まずは、基本料金0円プランの1kWhあたりの単価と燃料費調整額やその他固定料金等を確認します。現在は価格の高い電力会社でも、全て合わせると45円くらいの単価になります。

現在支払っている電気料金に、45円で割ると損得が判明します。10,362円÷45円=230kWhです。

基本料金0円プランで230kWh以下の使用量なら、オール電化プランよりもお得となります。

見本では、使用量が477kWhなので基本料金0円プランでは損してしまいます。

得するパターン(令和6年6月 蓄電池あり)

最初の見本では、当家で蓄電池を稼動していない令和3年度の電気料金でした。もし2024年6月に、オール電化プランで契約していた場合はこのようになります。蓄電池が稼動しているので買電量が圧倒的に少ないです。

<オール電化プランで契約した時の毎月の電気料金の例>
毎月の基本料金(15kVA):3,444円
毎月の電気買電量:10kWh
基本料と電気量料金と燃料費調整額等を合わせた電気料金:3,659円

3,659円を45円で割ると81.3です。基本料金0円プランで81.3kWh以下であればお得になり、買電量は10kWhなのでオール電化プランよりお得です。

基本料金0円プランで10kWhを使用すると、約450円の電気料金請求なのでオール電化プランで契約するよりも3,000円以上安いです。

とてもお得になるパターン

現在買電している毎月の電気量を基本料金0円プランの単価で計算し、現在の基本料金より安い場合

現在、毎月10kWhの買電している場合、基本料金0円の単価45円を掛ければ、基本料金0円のプランにした場合で450円となります。現在支払っている基本料金が3,444円なので、基本料金0円の電力会社のほうが超お得なります。

お得になるパターン

毎月の電気量を基本料金0円プランの単価で計算し、現在の電気料金より安い場合

同様に毎月10kWhの買電している場合、基本料金0円の単価45円を掛ければ、基本料金0円のプランで450円となります。現在支払っている電気料金3,659円なので、基本料金0円の電力会社のほうがお得になります。

お得にならないパターン

毎月の電気量を基本料金0円プランの単価で計算し、現在の電気料金より高い場合

買電量と基本料金0円の単価で計算し、現在の電気料金よりも高い場合は、損してしまいます。電気使用量が少ないほどお得になり、多いほど損してしまいます。オール電化プランの基本料金が安く、買電量がおよそ300kWh以上を超える場合は、基本料金なしのプランをオススメできません。

そんな時は、電気チョイスで電気料金プランを比較して安くしてもらいましょう。

現在の電気料金が大手電力会社の基本料金より安ければ超お得

オール電化住宅で、大手電力会社のオール電化プランに契約されている場合は基本料金が掛かるのが普通です。地域によって料金に差はありますが、オール電化プランでの年間基本料金は、10kVa契約で2万円~5万円前後です。

床暖房や高機能IHクッキングヒーター、複数のエアコンなどを導入しているご家庭では、新築当初から12kVa~15kVaの契約容量で住宅会社が勝手に手続きされている場合もあります。(当家の場合はそうでした)

従量料金プランとオール電化プランの違い

従量料金プランは、契約するアンペア数が高いほど基本料金が高くなり、電気の使用量が多くなると段階的に電気代が上がります。契約容量は一般的に10A~60Aまでで、使用量に応じて1kWhあたりの単価が上がることが特徴です。

一方のオール電化プランは、最初から契約容量が多いことが特徴で、電気をたくさん使用しても良いよう世間ではあまり電気を使用されない深夜の時間帯に電力単価が安くなり、昼間は高くなっています。基本料金も従量電灯プランより高いことが特徴です。(一部の地域は違います)

オール電化プラン:基本料金が高いけど、深夜の電力単価が安いが昼間は高い
従量料金プラン:オール電化プランより基本料金が安いけど、電気使用量が多くなるほど高くなる

最近の新築住宅であれば、オール電化プランで10kVA(100A)以上で契約する場合が多いですが、古い家の後付オール電化住宅は、電気使用量が多くないので60Aの従量電灯プランで契約している事が多いです。

大手電力会社の基本料金

全国大手電力会社の基本料金 [オール電化プラン:10kVA、従量電灯Bプラン:60A]

スクロールできます
管轄地域オール電化プラン←年間の基本料金従量電灯Bプラン←年間の基本料金
北海道電力3,740円44,880円2,244円26,928円
東北電力4,356円52,272円2,162円25,944円
東京電力3,117円37,410円1,870円22,446円
北陸電力3,025円36,300円1,815円21,780円
中部電力1,838円22,056円1,926円23,112円
関西電力2,409円28,908円1,302円15,624円
中国電力1,922円23,064円2,591円31,092円
四国電力12,338円148,056円667円8,004円
九州電力1,888円22,656円1,897円22,764円
沖縄電力1,717円20,604円640円7,680円
2024年4月現在の基本料金

※四国電力のオール電化プランは、定額制となっており他の地域よりも価格が高くなっています。

当家の電気料金で基本料金0円がお得なのか試算

最初にご説明しました毎月の電気料金だけで判断するのは実は危険です。何故なら毎月同じ電気使用量とは限らないからです。秋と冬では電気の使用量が違うので、年間のトータルで計算する必要があります。

年間の電気料金が年間の基本料金よりも高くなるなら、1kW単価の高い基本料金0円プランはオススメできません。

基本料金0円プランの損得は、現在の年間買電量(電気使用量)で大体計算できます。

今回は当家の2023年度のデータを参考に、オール電化プラン10kVa契約、オール電化住宅で従量電灯60A契約の場合で、双方の年間の基本料金を計算しました。

皆さんも手元の検針票、または電気料金の請求書を確認して、都合の良い計算方法で算出してみてください。

当家の基本料金0円とオール電化と従量電灯プランで契約した場合の試算

当家は太陽光発電(12.96kW)と大容量蓄電池(13.5kWh)を併用した、買電0を目指した生活をしています。

2023年に買電した電気量と電気料金を元に、大手電力会社でオール電化プランと従量電灯Bプランで契約した場合の電気料金を比較してみましょう。

2番と3番は、基本料金にプランの最安単価を当家の買電量で掛けて計算しました。

  • 0円でんき 60A 月の基本料金:0円 +全日単価:28.22円
  • 中部電力 スマートライフ 10kVa 月の基本料金:1,838円 +深夜単価:16.52円
  • 中部電力 従量電灯B 60A 月の基本料金:1,926円 +最低単価:21.20円
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年月① 当家の基本料金0円② オール電化プラン③ 従量電灯B
2023年03月673円(19kWh)2,151円2,328円
2023年04月135円 (4)1,904円2,010円
2023年05月61円 (2)1,871円1,968円
2023年06月148円 (5)1,920円2,032円
2023年07月28円 (1)1,854円1,947円
2023年08月270円 (10)2,003円2,136円
2023年09月25円 (1)1,854円1,947円
2023年10月28円 (1)1,854円1,947円
2023年11月115円 (4)1,904円2,010円
2023年12月998円 (35)2,416円2,668円
2024年01月7,323円 (256)6,067円7,353円
2024年02月5,356円 (186)4,910円5,869円
合 計 15,159円(524kWh)30,708円34,215円
3つの電気プランを比較

※再エネ賦課金等の固定従量料金は、計算が複雑なので2番と3番は計算の中に含まれていません

計算した結果、当家で契約する場合は、基本料金0円で15,000円前後、オール電化プランで30,000円前後、従量電灯Bプランで34,000円前後になりました。

当家のように電気使用量が少ない場合は、大手電力会社のオール電化プランや従量電灯プランで契約するよりも基本料金0円のほうが安くなる事が分かります。

つまり、現在オール電化プランで契約しているなら、基本料金0円だったら1088kWh以内の買電量に抑えられたらお得で、電量電灯Bプランなら1212kWh以内に収まれば基本料金0円プランがお得ということです。

今回は他の地域よりも基本料金が安い中部電力の電気プランで計算しましたが、基本料金の高い北海道電力や東北電力、東京電力、四国電力になると、もっと大幅な電気料金の差がでます。(超お得になる)

東京電力で基本料金0円とオール電化と従量電灯プランで契約した場合の試算

というわけで、2024年に東京電力の場合で契約した場合でも試算してみましょう。東京電力管内で基本料金0円が安い電力会社は、「いつでもやめれるでんき」なので、これで計算してみました。

ベースになる電気量は、当家の前年度の買電量とします。

  • いつでもやめれるでんき 60A 月の基本料金:0円 +全日単価:30.5円
  • 東京電力 スマートライフL 10kVa 月の基本料金:3,110円 +深夜単価:27.86円
  • 東京電力 従量電灯B 60A 月の基本料金:1,870円 +最低単価:29.8円
スクロールできます
年月① 基本料金0円
(電気量料金のみ)
② オール電化プラン
(基本料+電気量料金)
③ 従量電灯B
(基本料+電気量料金)
2024年03月579円(19kWh)3,110+529=3,639円1,870+566=2,436円
2024年04月122円 (4)3,110+111=3,221円1,870+119=1,989円
2024年05月61円 (2)3,110+55=3,165円1,870+59=1,929円
2024年06月152円 (5)3,110+139=3,249円1,870+149=2,019円
2024年07月30円 (1)3,110+27=3,137円1,870+29=1,899円
2024年08月305円 (10)3,110+278=3,388円1,870+298=2,168円
2024年09月30円 (1)3,110+27=3,137円1,870+29=1,899円
2024年10月30円 (1)3,110+27=3,137円1,870+29=1,899円
2024年11月122円 (4)3,110+111=3,221円1,870+119=1,989円
2024年12月762円 (35)3,110+975=4,085円1,870+1,043=2,913円
2025年01月7,808円 (256)3,110+7,132=10,242円1,870+7,628=9,498円
2025年02月5,673円 (186)3,110+5,181=8,291円1,870+5,542=7,412円
合 計 15,674円(524kWh)51,912円38,050円
3つの電気プランを比較

※再エネ賦課金等の固定従量料金は、計算が複雑なので計算の中に含まれていません

2024年度も前年度と同じ量の電気を買電した場合、安い順に基本料金0円>従量電灯B>オール電化プランとなりました。中部電力と違って、基本料金0円とオール電化プランで比較すると年間で3.6万円くらいの料金差があります。

年間の買電量が少ないほど、基本料金0円の電力会社が適しています。

その他 再エネ賦課金等も含めた仮定の試算と損得

試算方法1

2024年5月以降 年間の電気使用量で計算したお得の目安

貴方の家の年間の買電量が、現在契約中の年間の基本料金を下回れば、基本料金0円プランがお得になります。

基本料金0円の電力会社の平均的な単価は、燃料費調整や再エネ賦課金込みで1kWhあたり東京電力で40円、中部電力で35円です。

この単価を現在の年間買電量で掛けることで「基本料金0円」の電力会社で契約した場合のおよその電気料金が分かります。

計算式:年間の買電量kWh×中部電力35円=基本料金0円の時の電気料金

基本料金0円の時の電気料金が、現在契約中の年間の基本料金を下回れば基本料金0円プランがお得です。

[オール電化プラン10kvAの場合]
中部電力のスマートライフプランの年間基本料金:22,061円

中部電力で現在の年間買電量が
630kWh以内であれば0円プランがお得

当家は年間で524kWhの買電量なので、基本料金0円プランがお得です。

[従量電灯B 60Aの場合]
中部電力のスマートライフプランの年間基本料金:23,122円

中部電力で現在の年間買電量が
660kWh以内であれば0円プランがお得

当家は年間で524kWhの買電量なので、基本料金0円プランがお得です。

試算方法2

2024年5月以降 年間の電気料金を電気使用量で計算し単価でお得の目安

基本料金0円の1kWh単価は大体20円~35円です。これに燃料費調整額や再エネ賦課金を加えると、大体25円~40円の単価になります。

基本料金0円プランで一番割高な40円の場合を基準に、現在契約されている年間の基本料金と年間の電気料金を割った時の単価が分かれば、0円プランが適しているのかどうか判明します。

現在契約中の単価が、40円より高ければ0円プランがお得です。40円より低ければ0円プランは損します。

[従量電灯B 60A契約の当家の場合]

当家の場合は、2023年の年間の買電量が524kWhでしたが、もし中部電力の年間基本料金が19,164円(毎月1,597円)に、深夜電力の単価が17円だけを年間524kWhで買電した場合の電気料金(8,908円)を支払っていた場合の損得を計算します。(年間28,072円の支払)

電気料金を買電量で割ると、28,072÷524=53.5円となり、0円プランのほうがお得になります。

自家消費型住宅であっても、冬場の電力消費は買電が必要になってきます。買電することがあっても、従来の基本料金よりも安い電気料金に抑える事ができれば、0円プランが望ましいです。

自分のご家庭にピッタリな電力会社の選び方

基本料金が0円の電力会社なら、どれでも良いのかと言われたらそうではありません。電力会社によって色々な条件があります。確認してほしいのは以下のとおりです。

また冬季は、自家消費量が多くなるため、どうしても買電の必要な日が発生します。ちょっとでも買電単価の低い電力会社を選んでおいたほうが、あとあとの負担を軽くする事ができます。

オール電化住宅だからオール電化プランで契約する必要はない

まず、オール電化住宅では電気の消費量が多いのでオール電化プランを選択される場合が一般的ですが、実際には消費量が多くても条件次第ではオール電化プランを選ぶ必要はありません

各電力会社で契約することができるオール電化プランの中身とは、日中時間帯の単価が高く深夜の時間帯が安くなる事と、従量電灯プランよりも契約容量が高く10kVA(100A)です。

しかしたくさんの電気を同時に使用しない場合(60Aを超えない)は、オール電化プランで契約する必要がないのです。

つまり、同時に大容量の電気を使用(60Aを超える)してしまう住宅以外であれば、オール電化住プランしなくても良いのです。最近の新築住宅では省エネが主流になりつつありますので、皆さん結構オーバーな契約をされています。

60Aの電気消費ワット数は6000Wです。

当家の場合も、新築で当初の契約では15kvAになっていましたが、実際には同時に60A分の電気を使用する事がなかったので、最初から60A契約で契約した方がお得でした。

太陽光発電システムを住宅に設置している場合であれば、太陽光発電モニターを確認してみてください。

オール電化プランで契約しなくても良い判断方法

電気を多く同時に利用する夕方のご飯支度時に、モニターの消費量数値を確認してください。6.0kW(60A相当)をオーバーしていなければ、10kvAのオール電化プランを選ぶ必要はありません。(IHや電子レンジ、エアコン等を同時に稼動)

例えばですが、IH調理器を1基、火力MAXにすると2.8kWくらい消費するので、これに電子レンジ700Wやエコキュートの給湯1000W、寒い時間にエアコンを2台稼動1400W、ドライヤー800Wを同時に電源を入れると、60Aをオーバーするのでブレーカーが飛んでしまいます。

でも実際にはこれだけを同時に使用するご家庭は少ないと思います。

もっと知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。

電気を同時にたくさん使う場合 ⇒ 10kVaプラン「オール電化住宅 対応あり」
電気をあまり使わない場合 ⇒ 60Aプラン「オール電化住宅 対応なし」

電力会社の電力プランは主に燃料費調整型と市場連動型

電力会社には、電気料金の単価に従来からの天然ガス等の燃料価格に連動し1ヶ月毎に価格変動する燃料費調整型(電気料金+燃料費調整額)と、燃料費調整型をやめて日本卸電力取引所(JEPX)の価格に連動し、30分間ごとに価格が変動する市場連動型(電気料金+託送費)があります。

基本料金0円プランでは、燃料費調整額タイプで電力単価を高くする傾向があり、市場連動型では固定従量料金を高く設定されている傾向があります。

また多くの電力会社では、主に燃料費調整額を取り扱った電力会社はオール電化プランに対応していなくて市場連動型を取り扱う電力会社はオール電化プランに対応できるようになっています。

燃料費調整額プランの場合

電力会社で燃料費調整額タイプの場合、電気料金の計算式として1kWhあたりの固定単価と毎月決められた固定の燃料費調整額と毎年決められた再エネ賦課金(2024年5月から1年間3.49円)が掛かります。

燃料費調整額型プランの電気料金算出方法

電気量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金

市場連動型プランの場合

一方の市場連動型タイプでは、1kWhあたりの30分毎の変動単価の他に、毎年託送料金や容量拠出金相当額などの固定費が掛かります。

燃料費調整費用がないので、一見すると燃料費調整プランよりお得に見えますが、燃料費調整額タイプにはない固定費用が発生しますので、2つを比べた時に必ずお得になるとは言えません。

市場連動型プランの電気料金算出方法

電気量料金+固定費(託送費+容量拠出金相当額)+再エネ賦課金

※電力会社によっては、託送費と容量拠出金相当額を固定料金として表記されている場合があります

供給エリア

電力会社によって、電力供給できるエリアが違います。自分が住んでいる地域を把握して選ぶようにしましょう。

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供給エリア対象地域
北海道電力北海道
東北電力青森、山形、岩手、
東京電力東京、千葉、神奈川、山梨、埼玉、群馬、栃木、茨城
北陸電力富山、石川、福井
中部電力愛知県、岐阜県、静岡県、三重県
関西電力大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山
中国電力鳥取、島根、岡山、広島、山口
四国電力香川、徳島、愛媛、高知
九州電力福岡、佐賀、長崎、大分、宮崎、熊本、鹿児島
沖縄電力沖縄

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見落としがちな項目ですが、電力会社によって電力の使用量詳細や請求金額の内訳の記載方法が違います。金額だけ記載されているものから、各商品の単価が記載されているものまで様々です。自分がどこまで確認したいかを把握した上で選びましょう。

以下の画像は、毎月の1日毎の買電量や使用量グラフを確認することができます。

支払方法

電力会社によって支払い方法が決まっており、大体はクレジットカード支払いか銀行口座振替になります。支払日も翌月や翌々月などのパターンがあります。

基本料金0円の電力会社一覧(2024.8現在)

2024年8月現在で、今から新規契約できる電力会社を比較してお伝えします。

こちらで紹介する電力会社の半分は、オール電化住宅の契約が不可となっていますが、[電力会社の選び方]で解説したように同時に60Aも電気を使っていなければ、オール電化プランに対応していない電力会社で契約しても何ら問題はありません。

当サイト運営者も、オール電化に対応していない電力会社で60A容量で契約しております。

オール電化住宅で申し込む場合の電力会社の見解

オール電化に対応なし:60A 契約
深夜電力単価に対応していないので申込不可

オール電化に対応:10kVA(100A)契約
深夜電力の安い単価に対応していない事を承知の上であれば申込可能

もし貴方がオール電化に対応していない電力会社を検討している時に、「オール電化住宅だから申込はできないんだ」と、心苦しく感じてしまう場合は、家に石油ファンヒーターがあると思ってください

入居時にオール電化住宅として住んでいたとしても、今後暖房器具に石油ファンヒーターを購入してしまったら事実上はオール電化住宅ではなくなりますから、その考えがあれば契約しても問題ありません。

燃料費調整型タイプの電力会社

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電力会社供給エリア支払方法オール電化対応
アルカナでんき沖縄以外の地域クレジット、口座振替、コンビニ現金払い制限あり
いつでもやめれるでんき沖縄以外の地域クレジット制限なし
ネット電力沖縄以外の地域クレジット制限あり
japan電力沖縄以外の地域クレジット、口座振替制限なし
0円でんき北海道、東北、沖縄以外の地域クレジット、口座振替制限あり
ソフトバンクでんき北陸以外の地域クレジット、口座振替、その他制限なし
G-Callでんき東京電力のみクレジット
スマ電Co2ゼロ北海道、沖縄以外の地域クレジット、口座振替制限あり
AIでんき東京電力のみクレジット
※上から申し込みしやすい順に記載しています

市場連動型タイプの電力会社

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電力会社供給エリア支払方法オール電化対応
Looopでんきすべての地域クレジット、口座振替制限なし
リミックスでんき沖縄以外の地域クレジット、口座振替制限あり
ストエネ電気沖縄以外の地域クレジット、口座振替制限あり
チョウシデンキ沖縄以外の地域クレジット、口座振替制限なし
ONEでんき沖縄以外の地域クレジット、口座振替制限なし
楽天でんき全国に対応
kVA契約は沖縄以外の地域
クレジット制限なし
おてがるでんき沖縄以外の地域クレジット、口座振替制限なし
※上から申し込みしやすい順に記載しています

特殊タイプの電力会社

基本料金0円の電力会社の中には、超分かりやすい価格体系のプランがあります。こちらのプランは、主に年間の電力消費量が極端に少ない場合に限り、お得となります。

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電力会社供給エリア支払方法オール電化住宅対応主な特徴
タダ電沖縄以外の地域クレジット制限なし毎月71kWhまで完全無料
四つ葉電力東京電力のみクレジット、口座振替制限あり全てコミコミ単価45円
四つ葉電力関西電力と兵庫県、三重県、岐阜県、福井県の一部クレジット、口座振替制限あり全てコミコミ単価33.15円

[タダ電の特徴]
毎月71kWhまで無料なので、雪の降らない地域で確実に買電量が少ない状態であればお得です。万が一71kWhを超えてしまうと、1kWhあたり70円の電気料金と基本料金280円などが発生します。

[四つ葉電力の特徴]
容量拠出金&託送費&再エネ賦課金を、全て含んでコミコミ価格1kWh単価33円(関西電力)、単価45円(東京電力)なので、電気代高騰など毎月の各単価変動の影響を気にする必要がありません。計算するのが面倒な方におすすめです。

どの電力会社が良いか迷ったら条件で選ぼう

現在契約できる基本料金0円の電力会社は18社あります。どの電力会社も電力単価が数円違う程度なので、あまり電気を使わない方にとっては、どの電力会社を選んでも損することはありません。

でも結局、どの電力会社が良いのか悩んでしまう方に向けて、おすすめの選び方をご紹介します。

まず電力会社を選ぶ際には、1kWhあたりの電力単価や独自の料金体系がしっかりと記載されている明解な企業にしましょう。基本料金0円の電力会社の中には、燃料費調整額や独自の料金について非公開にされている場合があります。

電気料金の請求書が届くまで分からないので、法外な電気料金を請求されるリスクがあり不安です。

春から秋の間は買電量が少なくなりやすいので、実はどの電力会社を選んでも大して差はありませんが、冬場はどうしても買電量が多くなりやすいのでこれを考慮して選びましょう。

当家では、現在「0円でんき」で契約していますが、中部電力、関西電力、九州電力管内であれば0円でんきのほうが電気料金は安いです。

各買電量の電気料金比較

おすすめする電力会社を、60A契約した時を基準に2024年8月の電気料金を比較し、1kWhあたりの(電気買電量+独自調整金+再エネ賦課金+消費税)を全て加えた数字で計算します。

今回は中部電力と東京電力の場合で試算してみましたが、各電力会社の詳細は以下の項目でご確認してください。

なお、LOOOPでんきは30分毎に単価が変動するため、曇りの日と仮定して電力量単価を一律15円で計算します。(晴れ日の昼間に買電した場合は、以下の表の価格よりも電気料金は安く、雨の日は高くなります)

中部電力管内の電気料金試算

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電力会社/使用量単価10kWh50kWh100kWh200kWh300kWh400kWh
0円でんき34.253421,7123,4256,85010,27513,700
Looopでんき34.093401,7043,4096,81810,22713,636
アルカナでんき34.633461,7313,4636,92610,38913,852
いつでも
やめれるでんき
38.013801,9003,8017,60211,40315,204
japan電力31.491,8563,1164,6917,84010,98914,138
2024年8月現在のトータル電気料金(税込)

東京電力管内の電気料金試算

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電力会社/使用量単価10kWh50kWh100kWh200kWh300kWh400kWh
0円でんき34.083401,7043,4086,81610,22413,632
Looopでんき33.363331,6683,3366,67210,00813,344
アルカナでんき36.453641,8223,6457,29010,93514,580
いつでも
やめれるでんき
39.033901,9513,9037,80611,70915,612
japan電力33.451,8763,2144,8878,23211,57714,922
2024年8月現在のトータル電気料金(税込)

※2024年度(今年5月~翌年4月)の再エネ賦課金は3.49円です

当家で契約中の「0円でんき」

0円でんきは燃料費調整型の電力会社で、60Aまでの契約に対応しています。燃料費調整額の算出方法は、大手電力会社と同じなので、異常な高騰を避けることができて安心です。

初期費用解約手数料・違約金
なし電気供給開始後1年未満 3,000円
1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電気使用量+燃料費調整額+再エネ賦課金

地域ごとの電力単価(2024.8)

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地域電力単価(円)地域電力単価(円)
北海道電力ーーー関西電力22.7
東北電力ーーー中国電力36.0
東京電力36.9四国電力24.3
中部電力28.22九州電力26.03
北陸電力35.0沖縄電力ーーー
0円でんきの電力単価

地域ごとの燃料費調整額(2024)

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地域8月9月地域8月9月
北海道電力ーーーーーー関西電力3.89-0.14
東北電力ーーーーーー中国電力-8.25-12.19
東京電力-6.31-10.37四国電力-5.76-9.70
中部電力2.54-1.55九州電力2.20-1.79
北陸電力-6.50-10.47沖縄電力ーーーーーー
燃料費調整額

0円でんきでは、東京や中国エリア等で電力単価が高いので、他社の電力会社をおすすめします

全国エリア対応でとにかく安い「LOOOPでんき」

LOOOPでんきは市場連動型ですが、30分毎に電力単価が変動することを特徴の電力会社です。契約や解約に掛かる手数料が掛からないので、短期間のおためし契約に適しています。

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初期費用解約手数料・違約金
なしなし

この電力会社の市場連動グラフ(でんき予報)を観察すると、晴れた日中時間帯に単価が大幅に下がる傾向で、悪天候の日や夜間は単価が高い傾向となっています。

LOOOPでんきが公開しているでんき予報では、リアルタイムで30分毎の電力単価を確認することができます。LOOOPでんきの料金体系では、電気量料金の他に託送費と、2024年4月に新設された容量拠出金相当額(制度負担金)と再エネ賦課金が掛かります。

LOOOPでんきを中部電力で利用する場合の電気料金計算法は、1kWhあたり電気量料金(でんき予報の価格)+託送費(15.60円)+容量拠出金(2.2円)+再エネ賦課金(3.49円)が掛かります。電気量料金以外の固定費で21.29円が発生します。

1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電気使用量+固定料金(託送+拠出金)+再エネ賦課金

もし晴れた日中の電気量料金が1円だった場合は、1kWhの総額は22.29円になります。それに比べ、雨が降った夜間の時間帯の電気量料金は20円くらいになるので、総額は41.29円くらいになります。

LOOOPでんき「地域ごとの電気量単価」

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地域電力単価(円)
全エリア30分毎の変動単価(最低0.01円~)

晴れの日であれば日中は1円以下で夜間は15円くらい、曇りの日であれば全日15円前後、雨の日は全日20~25円前後の電力単価になる傾向です。(当サイトの推測)

LOOOPでんき「地域ごとの固定従量料金」

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地域固定費(円)地域固定費(円)
北海道電力15.87関西電力14.01
東北電力16.24中国電力15.67
東京電力14.87四国電力15.56
中部電力15.60九州電力17.71
北陸電力14.66沖縄電力18.88

LOOOPでんきのおすすめポイント

LOOOPでんきで人気になっている一つとして、沖縄電力に対応していることがあげられます。他の電力会社では沖縄電力に対応していない場合が多いので、沖縄で基本料金0円を実現したいなら、LOOOPでんきがおすすめです。

アルカナでんき

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初期費用解約手数料・違約金
なし電気供給開始後1年未満 22,000円

地域ごとの電力単価 60A(2024.8)

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地域固定費(円)地域固定費(円)
北海道電力35.05関西電力25.45
東北電力31.95中国電力28.05
東京電力29.80四国電力29.65
中部電力28.55九州電力29.05
北陸電力26.55沖縄電力

地域ごとの調達調整額(2024)

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地域8月9月地域8月9月
北海道電力1.32-1.59関西電力1.09-0.42
東北電力2.70-0.24中国電力1.18-0.49
東京電力3.161.06四国電力0.82-0.56
中部電力2.590.55九州電力0.97-1.04
北陸電力1.78-0.36沖縄電力
アルカナでんきの調達調整額

いつでもやめれるでんき

いつでもやめれるでんきは、基本料金0円の電力会社でも電力単価が安いことが特徴です。謳い文句どおり、契約して電気の供給が始まってからであれば、いつでも解約を行うことができます。

しかも60Aでも10kVA契約でも可能なので、オール電化住宅で契約できることが魅力的ですが、燃料費調整額が他社と比べて高めです。

スクロールできます
初期費用解約手数料・違約金
なし電気供給開始していれば0円
1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電気使用量+電源調達調整費+再エネ賦課金

地域ごとの電力単価 家計メガプラン ~399kWhまで(2024.4)

従量電灯Bは60A契約で、従量電灯Cは10kVA契約の場合です。

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地域従量電灯B従量電灯C地域従量電灯B従量電灯C
北海道電力30.032.0関西電力26.027.0
東北電力27.028.0中国電力26.027.0
東京電力27.028.0四国電力26.027.0
中部電力27.028.0九州電力26.027.0
北陸電力26.027.0沖縄電力
いつでもやめれるでんきの電力単価

地域ごとの電源調達調整額(2024)

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地域8月9月地域8月9月
北海道電力2.672.67関西電力6.006.00
東北電力6.306.30中国電力8.548.54
東京電力8.548.54四国電力7.607.60
中部電力7.527.52九州電力8.018.01
北陸電力7.727.72沖縄電力
燃料費調整額

ストエネでんき

ストエネでんきは、解約手数料が無料の電力会社です。

スクロールできます
初期費用解約手数料・違約金
なしなし
1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電気使用量+市場価格調整額+容量拠出金反映額+再エネ賦課金

地域ごとの電力単価 Fプラン(2024.8)

スクロールできます
地域電力単価(円)地域電力単価(円)
北海道電力31.37関西電力25.78
東北電力32.75中国電力29.05
東京電力30.0四国電力28.82
中部電力30.63九州電力29.15
北陸電力28.65沖縄電力
Fプラン 従量電灯Bの電力単価

地域ごとの市場価格調整額(2024)

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地域8月9月地域8月9月
北海道電力11.132関西電力12.958
東北電力10.560中国電力12.958
東京電力15.257四国電力12.980
中部電力14.003九州電力11.583
北陸電力12.958沖縄電力
単位:円

Japan電力

Japan電力の特徴は、電力単価や燃料費調整額が他社よりも安いことです。基本料金0円の電力会社の中では、割高な料金体系ですが、オール電化プランで契約するよりはだいぶ安いです。

スクロールできます
初期費用解約手数料・違約金
なし電気供給開始後1年未満 3,000円

独自調整料金の項目で10Aあたり248円(60A:1,488円、10kVA:2,480円)掛かるので、基本料金0円とはいえ実質0円ではありません。

これを聞くと高いように見えますが、電力単価や燃料費調整額が安いので毎月の電力使用量が450kWhくらいであれば、他社の基本料金0円プランよりJapan電力のほうがお得になります。

1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電気使用量+燃料費調整額+独自調整料金+再エネ賦課金

地域ごとの電力単価 ~400kWhまで(2024.8)

スクロールできます
地域固定費(円)地域固定費(円)
北海道電力30.0関西電力26.0
東北電力27.0中国電力26.0
東京電力27.0四国電力26.0
中部電力27.0九州電力26.0
北陸電力26.0沖縄電力
くらしプランSの電力単価

地域ごとの燃料費調整額(2024.8)

軽減処置後の燃料費調整額で掲載しています。

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地域8月9月地域8月9月
北海道電力0.49-1.93関西電力0.342.36
東北電力3.830.75中国電力1.874.01
東京電力2.963.74四国電力1.244.03
中部電力1.002.61九州電力0.01-0.88
北陸電力0.001.92沖縄電力
燃料費調整額

地域ごとの容量拠出金反映額

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地域容量拠出金反映基礎額(A)容量拠出金反映調整額(B)
2024年度
[全エリア]
60A=1,488円
10kVA=2,480円

(248円/1kW or 1kVA)
60A=54円
10kVA=90円

(9円/1kW or 1kVA)
容量拠出金反映額の電力単価(A+B)

まとめ

現在支払っている電気料金が、年間の基本料金よりも安ければ基本料金0円の電気プランがお得です。

オール電化住宅でも、同時に電気を使用する電力量が少なければオール電化プランで契約する必要がないので、オール電化住宅用のプランに対応していない電力会社で契約しても大丈夫です。

電力会社の基本料金0円プランでは、燃料費調整額タイプと市場連動型がありますが、時期に関係なく安定した電気料金にしたいなら燃料費調整額タイプを、とにかく安くしたいなら市場連動型の電力会社を選びましょう。

電力会社からの電気料金請求額を0円に近づけたいのなら、太陽光発電システムと大容量サイズの蓄電池を設置しましょう。

太陽光発電と蓄電池を設置されている住宅であれば、冬場の時期を除けばほとんど毎月の買電量が10kWh以下なので基本料金を支払わない0円プランをオススメします。

お得になる結論

基本料金0円プランは、年間の電気料金が年間基本料金より低ければお得です。

太陽光と蓄電池を併用したオール電化住宅で、年間の買電量が
中部電力でおよそ630kWh(月平均52.5kWh)以内
東京電力でおよそ935kWh(月平均77.9kWh)以内
に収まるのなら基本料金0円プランが最適です。

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