オール電化住宅でも契約できる基本料金0円の電力会社18社

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青だんごむし

こんにちは、青だんごむしです

2022年後期以降、燃料費高騰による電力料金の値上げがとまりません。これを目にして日中の自家消費に転換するご家庭が増えてきました。

しかしオール電化住宅の中には、太陽光発電システムや蓄電池を設置していながら、大手電力会社の高い基本料金が掛かるオール電化プランをそのまま利用されている方々がたくさんいらっしゃいます。

太陽光発電システムや蓄電池を設置されている住宅であれば、毎月の電力会社の買電量が少ない場合が多いので、オール電化プラン以外の電力プランも視野にいれることで、現在の電気料金を下げることも可能になります。

毎月の電気使用量が少なければ、基本料金0円の電力会社のほうが絶対にお得なので、電気使用量の少ない電気の自家消費型住宅にお住まいの方を中心に、当家の電気料金の実績を元に基本料金なしの電力会社のメリットとデメリット、電力会社の選び方についてご紹介します。

もちろん、ガスをメインとして電気はあまり使わないご家庭や、一人暮らしであまり電気を使わないけど60アンペア契約を検討されている方にも基本料金0円の電力会社はおすすめです。

こんな方が参考になります
  • 大手電力会社のオール電化プランを契約していて電気使用量の少ないご家庭
  • 太陽光発電と大容量の蓄電池を設置して電気使用量の少ないご家庭
  • FIT売電が終了し蓄電池を導入して電気の自給自足を目指しているご家庭
  • とにかく電気料金を安くしたいと検討中の方
  • 60A or 10kVA契約したけど毎月の電気使用量が少ない方
  • 一人暮らしで契約容量を60Aでしたい方
  • ガスの使用をメインとしていて電気はあまり使わない方

電力会社の比較だけ見たい方は、下の項目から「基本料金0円の電力会社一覧」を選んでください。

オール電化住宅ではない向けの選び方は、以下の記事をご確認ください。

当サイト運営者は、2021年3月から太陽光リースを提供する電力会社の基本料金0円を利用しておりましたが、電気の資源価格高騰によりサービス終了、その後2022年12月中旬に他社「0円でんき」の基本料金0円に乗り換えて現在に至ります。

目次

オール電化の定義

オール電化とは、主にガスや石油を使わない電気だけの家電で生活を行う住宅のことを言います。皆さんの中には、オール電化とは何なのか理解ができていない方も多いはずです。

当記事では、オール電化の基本的な部分を理解してもらった上で、本当に正しい電力会社の選び方についてお伝えしていきます。

オール電化住宅は電気エネルギーだけを使用した住宅

現在のオール電化住宅には、主に3つの生活スタイルが存在します。

  • 太陽光発電システムを設置しないオール電化住宅
  • 太陽光発電システムと設置したオール電化住宅
  • 太陽光発電と蓄電池を設置したオール電化住宅

同じオール電化住宅でも、太陽光発電システム設置の有無によって、電気の使い方や主に電気を使う時間帯が違うため、電力会社と契約する電力プランにも影響を及ぼします。

ここで、各オール電化住宅の特徴をみてみましょう。

太陽光発電システムを設置していないオール電化住宅(2002年~)

太陽光発電システムを設置していない住宅は、主に夜間の時間帯に電気を使用しています。

オール電化プランでは深夜時間帯の電気が安くなっているため、電気消費量が多く掛かる電気温水器やエコキュート、食器洗浄機、洗濯機の稼動等を深夜時間帯に行うことで電気代を安くしています。

太陽光発電システムを設置しているオール電化住宅(2010年~)

太陽光発電システムの設置している住宅には、国の電気買取FIT制度を活用している場合が多く、売電単価によって日々の電気の使い方が違います。

国が買い取ってくれる電気の売電単価は、1kWhあたりの単価が年々値下がりしており、2010年では48円だったものが2024年では16円となっています。(契約した年の単価で10年間の売電がされています)

2010年~2017年頃

2010年頃から2017年頃の間に太陽光発電システムを設置している住宅では、太陽光発電で得られた電気の売電単価(48円~28円)が高いので、なるべく電力会社に売電するように心がけている家庭が多いです。

このため、太陽光発電システムが設置されていない住宅と同様に、基本的には深夜の安い電気を使う生活スタイルを取り入れている家庭が多い傾向にあります。

2017年~2024年現在

2017年以降に太陽光発電システムを設置した住宅では、国の売電単価が電力会社の買電単価よりも低い(28円~16円)ため、太陽光発電で作られた昼間の電気は家で自家消費しながら、電気消費の多い家電を夜間の安い時間帯に多く使う生活されている家庭が多いです。

太陽光発電システムと蓄電池を設置しているオール電化住宅(2022年~)

最近の住宅では災害対策や電気料金を安くしたい目的で、新築で太陽光発電システムと蓄電池を設置する建物が増えました。それに国の買取制度が10年で終わったFIT卒住宅が、売電価格が低いことにより太陽光発電で得られた電気を蓄電池に溜めて、夜間に利用する住宅が増加傾向にあります。

本来は災害対策としての蓄電池導入ですが、近年の電気代の高騰により太陽光発電で得られた電気をなるべく家で自家消費し、電力会社から電気を買わない家庭が増えています。

当家もこの環境下で生活を続けています

東京都にお住まいの方で、災害対策や電気料金を安くしたいと思っていて、太陽光発電と蓄電池の導入を検討されている方は、東京都の大型補助金を活用することで他の地域よりも安く設置することができます。

10年間の長期間で試算した時に、電気料金の大幅な削減や売電収入で実質0円で導入することができますが、費用対効果を高めるために蓄電池の容量は必ず10kWh以上の大きいものにしてください。

オール電化住宅で契約できる電力プラン

オール電化住宅は、主に3つの電力プランで契約を行うことができます。

ここでよく勘違いをされることあって、「オール電化住宅だからオール電化プランで契約しないといけないのでは?」と思う方もいらっしゃいますが、実はそういった縛りルールはありません。

電力プランによって色々な条件があるだけで、基本的にはどの電力プランでも契約を行うことはできます。オール電化プランはその中の一つに過ぎません。

1.太陽光発電設備のないオール電化住宅に最適な「オール電化プラン」

オール電化プランの大きな特徴は、電気の深夜料金が安いこと

出典:中部電力ミライズ

オール電化プランで契約するためには、あらかじめIHクッキングヒーターやエコキュート等の指定された家電を使用していることが条件となっている場合がほとんどですが、オール電化住宅の基本的な考え方は、「深夜の安い時間帯に電気を使いましょう」です。

どうして深夜なのか?と疑問に思われる方も多いと思います。

深夜の時間帯を指定している理由として、大手の電力会社が安定した電気供給を時間帯に関係なく維持できるようにするための電力会社の都合です。

世間一般的には、深夜の時間帯が一番電気を使ってもらえないので、この時間帯をオール電化住宅で使用してもらうために、深夜の電気が安くなるオール電化プランが作られました。

オール電化住宅のメリットとして、毎月の電気買電量が多いのであれば、深夜時間帯に安い電気をたくさん使うことができるので、電気代を抑えることができます。ただし、安い電気を買える分、基本料金が高めです。

料金体系は、基本料金と深夜時間帯の安い電気料金、昼間の高い電気料金です。

またオール電化プランでは、短時間にたくさんの家電を同時に稼動することができるように、従来の従量電灯プラン(60A)よりも契約容量が大きい6kVA以上(大体は10kVA)を選択できる場合が多いです。

しかし契約容量が、60Aより大きいと基本料金が割高になりますので、しっかり見極める必要があります。見極め方は、この後に解説します。

よく電力会社のQ&Aに掲載されている「オール電化住宅は契約できません」は、この料金体系がないからです。

オール電化住宅でも、深夜の格安料金を使う必要がないのであれば、必ずオール電化プランにしなくても良いのです。

2.誰でも契約ができる「従量電灯」プラン

従量電灯契約とは、一般的に電力会社からの電気購入量(買電量)に応じて段階的に電力量料金(電力単価)が上がります。契約容量は10A~60Aですが、オール電化住宅では60Aで契約されることが多いです。

オール電化プランとの違いは、10kVA(100A)の契約容量と割安な深夜料金がないことです。

基本料金と電力量料金が掛かります。電力量料金は段階的に120kWh、300kWh以下、300kWh以上の3段階で電力単価が区切られていて購入量が多いほど電気量単価が高くなります。

大手電力会社は10社ありますが、そのうち東京電力と中部電力の電力量単価を紹介しておきます。

スクロールできます
地域電力プランと
基本料金
~120kWh~300kWh301kWh~
東京電力従量電灯B 60A
(1,870円)
29.8円36.4円40.49円
中部電力従量電灯B 60A
(1,926円)
21.2円25.67円28.62円
2025年3月の電力単価

割安な深夜に電気を使う必要がない場合は、従量電灯プランで十分です

3.オール電化住宅で買電量の少ない方向け「基本料金0円」プラン

基本料金0円プランは、その名前のとおりで基本料金0円で電気量料金と電力会社の独自の電気使用量が掛かります。

基本料金0円の電力プランは、基本的に時間帯に関係なく一律同じ電力量単価となります。

当サイト調べですが、電力会社のオール電化プランで大体毎月の買電量が100kWh以内であれば基本料金0円の電力会社に乗り換えた方がお得になる割合が高いです。

オール電化プランの基本料金が東京電力の場合で3,117円なので、基本料金0円プランの電力単価が30円の場合に100kWh以内に抑えられたら安いということ

基本料金0円プランの電力会社がオール電化住宅を受け付けない理由

基本料金0円プランを提供する電力会社のほとんどは、オール電化住宅の申し込みを断っています。

いくつかの理由がありますが、これらを解決することでオール電化住宅であっても申し込みを可能にしてくれます。

オール電化住宅は電気使用量が多い

オール電化住宅のイメージは、電気の使用量が多いことです。

一般的には太陽光発電設備や蓄電池を設置していない住宅のことを指していて、毎月の電気使用量が300kWh以上の住宅が該当します。

オール電化住宅の電気使用量は、冷暖房を使用しない時期であれば毎月300kWh~500kWh程度ですが、冷暖房を使用する時期になると、500kWh~1000kWh以上の電気を使用してしまいます。

しかし、現在流行の太陽光発電システムや蓄電池を設置した住宅であれば、冷暖房を使わない時期で電気の使用量が100kWh以下(冷暖房の使用で最大200kWh程度)に抑えることが可能です。

つまり、電力会社からの買電量(電気購入量)を少なくすることができれば、昔のオール電化住宅には該当しないんです。

下のプランの比較を見れば分かりますが、単身世帯の電気使用量よりも少なくできるので、オール電化プランから乗り換えるほうが、大幅な電気料金プランの削減に期待できます。

オール電化住宅で電気の使用時間帯に対する割高料金

電力会社が一番気にしていることは、利用者がオール電化プランから基本料金0円に乗り換えることで割高な電気料金になってしまうことです。

オール電化プランで契約中の場合は、昼間が高くて夜間は安い電気料金形態になっています。単価は昼間で35円で深夜は15円くらいに設定している電力会社がほとんどです。

出典:中部電力ミライズ

一方の基本料金の無いプランは、固定単価となっていて単価が30円~40円の電力会社が多いです。

もしオール電化住宅の方が、基本料金0円プランに変えた場合は深夜料金も30円~40円になりますので、たくさん使うほど割高になってしまいます。

例えば毎月の電気使用量で、昼間に2割、深夜に8割で使用(電気を購入)するとします。こんな時の電気料金は以下のようになります。

スクロールできます
地域/電気使用量電力単価50kWh100kWh300kWh500kWh1000kWh
基本料金0円プラン
60A 基本料金 0円
一律 35円1,750円3,500円10,500円17,500円35,000円
オール電化プラン
10kVA
基本料金 1,800円
昼間 35円
深夜 15円
合 計 ⇒
350円
600円

2,750円
700円
1,200円

3,700円
2100円
3600円

7,500円
3,500円
6,000円

11,300円
7,000円
12,000円

20,800円

比較して分かるとおり、電気をたくさん使うオール電化住宅ほど、基本料金0円プランでは割高になります。

電気の買電量が少ないオール電化住宅は基本料金0円プランが良い

2015年頃から太陽光発電システムが普及しはじめてきて、2022年頃からは蓄電池を設置する住宅が増えてきました。

2022年頃に電気料金の高騰を騒がれるようになってから、度々オール電化プランの基本料金や電力単価の値上がりが行われるようになり、これまでオール電化プランのウリでもあった「深夜の時間帯の電力単価」がそんなに安くないと問題視されるようになりました。

また、東京電力では2025年3月末でオール電化プランが廃止されることになりました。

太陽光発電システムや蓄電池を設置している住宅であれば、日々の高い電気を買わないように太陽光発電で得た電気を昼間は自家消費しながら夜間に使用する電気を蓄電池に溜めて生活を行いますので、通常はあまり電気を購入することはありません。

こうなると、わざわざ深夜の時間帯に電気を買う必要がないですし、ガスをメインで使用する住宅でも同じことが言えます。

特に蓄電池の容量が大きい場合(10kWh以上)は、冬場以外は電力会社から購入することはあまりないので、あえて高い基本料金が掛かり深夜料金が安いオール電化プランを契約する必要がありません。

基本料金0円プランのメリットと特徴

そもそも基本料金0円にするメリットは、主に3つあります。

  • 基本料金が0円
  • 時間帯に関係なく一律単価
  • 契約容量に関係なく一律同じ電力量単価(10A~60A)or(6kVA~50kVA)

一方のデメリットとして、基本料金がないぶん電力量単価が一般の電気プランより高く設定されています。

当サイトで特におすすめしたい、生活環境の方は以下のとおり

太陽光発電と蓄電池で毎月の買電量が100kWh以下の住宅

太陽光発電と大容量の蓄電池で、毎月の買電量が100kWh以下の住宅は基本料金の無いプランをおすすめします。

オール電化プランの毎月の基本料金は大体2,000円~4,000円くらいですが、電気量料金を加えると7,000円~8,000円は掛かります。

基本料金0円プランの電力量単価は大体35円なので、100kWh使用したとしても4000円くらいで電気料金を抑えることができます。

また時間帯に関係なく、同じ単価で電気を使うことができるので、例えば台風対策で昼間に電気を蓄電池に溜める必要がある時には、電気代に躊躇することなく電気を使うことができます。

ガスの使用をメインとして電気の使用が少ない住宅

オール電化住宅で一番電気を使うのは、IHクッキングヒーターやエコキュート、エアコンです。

それを全てガスで賄うと、小物家電や照明器具の利用だけに電気を使うことになります。この場合は月に50kWhも消費することがないので、わざわざ基本料金のかかる従量電灯プランで契約することが勿体ないです。

従量電灯プランよりは若干電力単価は高いですが、電力会社からの購入量が少なければ今よりも電気料金は安くできます。

基本料金無しプランに乗り換えてお得になる見分け方

まず検討中の皆さんには、現在契約中の電力会社で支払っている電気料金が、基本料金0円プランの電気よりも安いのか高いのかを把握してください。

ここで基本料金0円プランのほうが安くならないと、これから解説する基本料金0円の電力会社をご紹介する意味がありません。

現在オール電化プランで契約している場合で、基本料金0円プランをおすすめできるかどうかを簡単に調べることができますので、是非チェックしてみましょう。

事前に用意してほしいものは、電気料金の請求書(明細書)です。その中に記載されている電気料金(黄枠)と電気使用量(緑枠)を確認してみてください。

基本料金0円の電力会社は、再エネ賦課金や燃料費調整費等を全て含めた相場の単価が大体25~40円くらいなので、一番割高な40円で試算します。

この2つの項目が分かれば、ざっくりですが基本料金0円のプランで契約しても大丈夫か分かります。

当家で過去に契約していたオール電化プランの請求書 [令和3年3月]

上の電気料金明細書は、筆者が新築で入居したときに蓄電池が稼動する前までの間に契約していた中部電力のオール電化プラン(契約容量:15kVA)の請求書です。

見分ける比較方法は2パターン

調べる方法は、電気料金で比較する方法と電力量単価で比較する方法の2つあります。

  • 電力量単価で比較する方法
  • 電気料金で比較する方法

一番分かりやすい方法は、電力量単価で比較する方法なので是非皆さんも確認してみましょう。またこれからご紹介する電力会社も、トータル単価で計算したものを掲載しますので電力会社を選ぶ時の比較材料に便利です。

電力量単価で比較する方法

現在の毎月の電気料金を電気使用量で割り算してください。

電気料金????円÷使用量???kWh=単価???円

割り算した単価が、基本料金0円プランの単価より高い場合は基本料金0円プランのほうがお得で、基本料金0円プランの単価より安い場合は基本料金0円プランは損になります。

電気料金で比較する方法

現在の毎月の電気使用量を基本料金0円プランの単価で掛け算してください。

使用量???kWh×基本料金0円プラン45円=電気料金????円

掛け算した電気料金が、現在の電気料金より安い場合は基本料金0円の電力会社がお得で、現在の電気料金より高い場合は基本料金0円の電力会社で損になります。

基本料金0円の電力会社がお得になるパターン

比較事例1

当家の電気料金の例(2024.3)

現在の電気料金例

基本料金(15kVA):3,444円
電気使用量:10kWh
燃料調整費や再エネ賦課金を含んだ電気料金:3,659円

※こちらの事例では太陽光発電と容量の大きい蓄電池を設置した住宅の場合です

電気料金で比較すると、現在の3,659円から400円になりますので3,259円お得です。

電気料金で比較する計算方法

10kWh[電力量]×40円[基本料金0円の単価]=400円[基本料金0円プランの電気料金]

電力単価で比較すると、現在365円の単価に対して基本料金プランだと40円なので325円も単価が安くなります。

電力単価で比較する計算方法

3,659円[電気料金]÷10kWh[電気使用量]=365円[電力単価]

現在の電気料金は3,659円なので、基本料金0円プランにしたほうが400円と圧倒的に安い電気料金になります。

比較事例2

出典:https://ameblo.jp/takusannetai-1985/entry-12853445472.html

こちらの住宅では、太陽光発電と蓄電池を設置されています。

内訳を見ている限り、電気料金の8割が基本料金です。現在の単価が142.9円なので、例えば基本料金0円で単価40円の電力会社に乗り換えると、1,760円の電気料金になって4,531円のお得となります。

電力単価で比較する計算方法

6,291円[電気料金]÷44kWh[電気使用量]=142.9円[電力単価]

比較事例3

Xに投稿されている電気料金を参考に、お得かどうか調べてみました。

https://twitter.com/appleee_treee/status/1872206592478974232

電力量単価で計算してみましたが、この電気料金だと単価40円の電力会社はおすすめできないけど、30~34円の電力会社であればおすすめできます。

電力量単価で比較する計算方法

14,411円[電気料金]÷398kWh[電気使用量]=36.2円[電力単価]

7,742円[電気料金]÷221kWh[電気使用量]=35.0円[電力単価]

基本料金0円の電力会社にするとお得にならないパターン

比較事例1

当家の電気料金の例(2021.3)

現在の電気料金例

15kVA 基本料金:2,917円
電気使用量:477kWh
再エネ賦課金:1,421円
合計の電気料金:10,362円

※こちらの事例は太陽光発電システムだけ設置した住宅の場合です

電気料金で比較する計算方法

477kWh[電力量]×40円[基本料金0円の単価]=19,080円[基本料金0円プランの電気料金]

電気料金で比較すると、現在の10,362円から19,080円になりますので8,718円の損となります。

電力量単価で比較する計算方法

10,362円[電気料金]÷477kWh[電気使用量]=21.7円[電力単価]

電力単価で比較すると、現在21.7円の単価に対して基本料金プランだと40円なので18.3円も単価が高くなります。逆算すると40×477=19,080なので、現在の電気料金よりも割高な電気料金です。

比較事例2

Xに投稿されている電気料金を参考に、お得かどうか調べてみました。

https://twitter.com/bon1137/status/1843862576809288127

電力量単価で計算してみましたが、この電気料金ですと単価40円の基本料金0円プランはおすすめできません

電力量単価で比較する計算方法

9,890円[電気料金]÷291kWh[電気使用量]=33.9円[電力単価]

比較事例3

https://twitter.com/Repairm44292149/status/1616384281315794945

こちらの住宅は、オール電化住宅の中では電気を使いすぎの部類になりますが、基本料金0円プランにすると安くなるのかと言われたらなりません。

もし基本料金0円プランの単価40円で契約していたら、電気料金は21.4万円の請求になってしまいます。

電力量単価で比較する計算方法

158,400円[電気料金]÷5,353kWh[電気使用量]=29.5円[電力単価]

お得になるかどうかは電気の使用量によって変わる

お得になる場合とお得にならない場合を比較して分かることは、電気使用の量(買電量)です。使用量が少ないほどお得で、多いと損しやすいです。

大体ですが、買電量がおよそ300kWh以上を超える場合は、基本料金なしのプランをオススメできません。

そんな時は基本料金0円プランを諦めて、上場企業のenepiでお得な電気料金プランを提案してもらいましょう。

オール電化プランよりも安くなる理由は基本料金が無い

上のお得になる見分け方で、現在の電気料金と比べて基本料金0円プランに乗り換えるほうが安い場合に、内訳を詳しく解説します。

オール電化プランの高い基本料金が無くなる

オール電化住宅で大手電力会社のオール電化プランを契約すると、普通は基本料金が掛かります。地域によって料金に差はありますが、オール電化プランでの年間基本料金は、10kVA契約で2万円~5万円前後です。

床暖房や高機能IHクッキングヒーター、複数のエアコンなどを導入しているご家庭では、新築当初から12kVa~15kVaの契約容量で住宅会社が勝手に手続きされている場合もあります。(当家の場合はそうでした)

電気の買電量が少ないことが条件ですが、オール電化プランの高い基本料金がなくなることで、トータルの電気料金を安くすることが可能になります。

大手電力会社の基本料金

全国の大手電力会社の基本料金を、毎月と毎年で60Aと10kVA(100A)で計算しました。

全国大手電力会社の基本料金 [オール電化プラン:10kVA、従量電灯Bプラン:60A]

スクロールできます
管轄地域オール電化プラン←年間の基本料金従量電灯Bプラン←年間の基本料金
北海道電力3,740円44,880円2,244円26,928円
東北電力4,356円52,272円2,162円25,944円
東京電力3,117円37,410円1,870円22,446円
北陸電力3,025円36,300円1,815円21,780円
中部電力1,838円22,056円1,926円23,112円
関西電力2,409円28,908円1,302円15,624円
中国電力1,922円23,064円2,591円31,092円
四国電力12,338円148,056円667円8,004円
九州電力1,888円22,656円1,897円22,764円
沖縄電力1,717円20,604円640円7,680円
2024年4月現在の基本料金

※四国電力のオール電化プランは、定額制となっており他の地域よりも価格が高くなっています。

当家の電気料金で基本料金0円プランがお得か試算

毎月の電気料金だけで比較すると安いことが多いですが、これだけで判断するのは危険です。何故なら毎月同じ電気使用量とは限らないからです。秋と冬では電気の使用量が違うので、年間のトータルで計算する必要があります。

年間の電気料金が年間の基本料金よりも高くなるなら、1kW単価の高い基本料金0円プランはオススメできません。

基本料金0円プランの損得は、現在の年間買電量(電気使用量)で大体計算できます。

今回は当家の2024年度のデータを参考に、オール電化プラン10kVA契約、オール電化住宅で従量電灯60A契約の場合で、双方の年間の基本料金を計算しました。

皆さんも手元の検針票、または電気料金の請求書を確認して、都合の良い計算方法で算出してみてください。

中部電力のオール電化&従量電灯プランで契約した場合の試算

当家は太陽光発電(12.96kW)と大容量蓄電池(13.5kWh)を併用した買電0を目指した生活をしています。

2024年に買電した電気量と電気料金を元に、大手電力会社でオール電化プランと従量電灯Bプランで契約した場合の電気料金を比較してみましょう。

なお2番と3番の電力単価の試算条件は、2番は深夜電力のみで、3番は電気使用量による3段階単価を元に、当家の買電量で掛けることにします。

  • 0円でんき 60A 月の基本料金:0円 +全日単価:26.0円
  • 中部電力 スマートライフ 10kVA 月の基本料金:1,838円 +深夜単価:16.52円
  • 中部電力 従量電灯B 60A 月の基本料金:1,926円 +使用量ごとの単価:21.2~28.62円
スクロールできます
年月① 当家の基本料金0円② オール電化プラン③ 従量電灯B
2024年03月4,689円(160kWh)4,481円5,496円
2024年04月1,445円 (49)2,647円2,964円
2024年05月31円 (1)1,854円1,947円
2024年06月397円 (12)2,036円2,180円
2024年07月448円 (13)2,052円2,201円
2024年08月0円 (0)1,838円1,926円
2024年09月844円 (28)2,300円2,519円
2024年10月426円 (15)2,085円2,244円
2024年11月924円 (31)2,350円2,583円
2024年12月4,139円 (129)3,969円4,701円
2025年01月10,150円 (319)7,107円9,634円
2025年02月13,965円 (476)9,701円14,127円
合 計 37,458円(1,233kWh)42,425円52,526円
3つの電気プランを比較

※②と③は再エネ賦課金等の固定従量料金が複雑なので計算の中に含んでいません

計算した結果は、当家で契約する場合は基本料金0円で37,500円前後、オール電化プランで42,500円前後、従量電灯Bプランで52,500円前後になりました。(②と③の価格に燃料費調整額と再エネ賦課金を加えたら更に高くなります)

当家のように電気使用量が少ない場合は、大手電力会社のオール電化プランや従量電灯プランで契約するよりも基本料金0円のほうが安くなる事が分かります。

今回は他の地域よりも基本料金が安い中部電力の電気プランで計算しましたが、基本料金の高い北海道電力や東北電力、東京電力、四国電力になると、もっと大幅な電気料金の差がでます。(超お得になる)

東京電力でオール電化&従量電灯プランで契約した場合の試算

というわけで、東京電力の場合で契約した場合でも試算してみましょう。東京電力管内で基本料金0円が安い電力会社は、「いつでもやめれるでんき」なので、これで計算してみました。

ベースになる電気量は、当家の2024年度の買電量とします。

  • 0円でんき 60A 燃料費調整額や再エネ賦課金を含めたトータル単価:31.96円
  • 東京電力 スマートライフL 10kVA 月の基本料金:3,110円 +深夜単価:27.86円
  • 東京電力 従量電灯B 60A 月の基本料金:1,870円 +最低単価:29.8円
スクロールできます
年月① 基本料金0円
(電気量料金のみ)
② オール電化プラン
(基本料+電気量料金)
③ 従量電灯B
(基本料+電気量料金)
2024年03月5,114円(160kWh)3,110+4,457=7,567円1,870+5,032=6,902円
2024年04月1,566円 (49)3,110+1,365=4,475円1,870+1,460=3,330円
2024年05月32円 (1)3,110+27=3,137円1,870+29=1,899円
2024年06月384円 (12)3,110+334=3,444円1,870+357=2,227円
2024年07月415円 (13)3,110+362=3,472円1,870+387=2,257円
2024年08月0円 (0)3,110+0=3,110円1,870+0=1,870円
2024年09月895円 (28)3,110+780=3,890円1,870+834=2,704円
2024年10月479円 (15)3,110+417=3,527円1,870+447=2,317円
2024年11月991円 (31)3,110+863=3,973円1,870+923=2,793円
2024年12月4,123円 (129)3,110+3,593=6,703円1,870+3,903=5,773円
2025年01月10,195円 (319)3,110+8,887=11,997円1,870+10,897=12,767円
2025年02月15,213円 (476)3,110+13,261=16,371円1,870+10,702=12,572円
合 計 39,407円(1,233kWh)51,912円38,050円
3つの電気プランを比較

※②と③は再エネ賦課金等の固定従量料金が複雑なので計算の中に含んでいません

当家の場合で試算すると、2023年度は年間の買電量が524kWhで少なかったので他のプランと比べたときに大きな電気料金の差がありました。

2024年度は冬季に多くの電気を購入して、1,233kWhと前年よりも多く電気を購入していますので、結果的にはオール電化プランよりは安くすることはできたものの、従量電灯プランと比べると高い電気料金となりました。

とはいえ、買電量を下げることで基本料金0円>従量電灯B>オール電化プランの順に安くなることには変わりないので、総合的には基本料金0円プランが一番安くすることができます。

年間の買電量が少ないほど、基本料金0円の電力会社が適しています。

電力会社の乗り換え方と知っておいてほしい事

基本料金が0円の電力会社なら、どのプランでも良いのかと言われたらそうではありません。電力会社によって色々な条件があります。確認してほしいのは以下のとおりです。

また冬季は、自家消費量が多くなるため、どうしても買電の必要な日が発生します。ちょっとでも買電単価の低い電力会社を選んでおいたほうが、後の負担を軽くする事ができます。

スマートメーターの確認

新電力会社へ乗り換えを行う時は、建物の電力供給設備にスマートメーターの設置が必須となります。

見分け方として、建物内の分電盤のカバーを開けた時に、一番左側に○○Aと書かれた黒いスイッチの有無で分かります。下部の写真を見て、アンペアブレーカーが取り付けられていればスマートメーカーは設置されていません。

出典:東京電力パワーグリッド

2014年よりも前に建てられた住宅では、分電盤にアンペアブレーカーが取り付けられており、アンペアブレーカーに合った電力プランを選ぶ必要がありました。

2014年以降の住宅では、スマートメーターの設置が義務化となり、既存の住宅でも順次取替え工事が行われるようになっています。なお、スマートメーターは外壁に取り付けられています。

スマートメーターには、無線通信ができる機能が搭載されているため、電力会社が遠隔操作することで住宅の電力契約を簡単に切り替えることができます。

アンペア数の切り替えも、従来であれば電力会社の人に家まで訪問してもらってアンペアブレーカーの交換作業を行ってもらう必要がありましたが、スマートメーターなら自由に切り替えることができるので手軽になりました。

また双方向通信ができるため、電力会社によってはWeb上のマイページから30分毎の電気使用量の確認を行うサービスもあります。

もし現在、アンペアブレーカーになっている場合は、大手の電力会社に相談することで無償で交換してもらえるので、ぜひ依頼しましょう。

スマートメーターの有無で変わる電力契約

電力会社で電気契約するプランは主に3つあり、一般住宅向けのアンペア契約(10A~60A)、オール電化住宅や商店/事務所向けのkVA契約(6kVA~50kVA)、工場向けのkW契約があります。

基本的にスマートメーターを設置していない住宅の場合は、主開閉器契約(アンペア契約)が行われ、スマートメーターが設置された住宅には実量契約(kVA契約)が行われます。

主開閉器契約と実量契約の違いは、契約容量が固定か可変です。

主開閉器契約は、分電盤に設置されているアンペア数を元に固定契約を行います。実量契約は、家庭で使用した30分毎の消費電力量をスマートメーターで監視し、1年間の中で一番電気を使用した消費量から規定の方法で計算されて契約容量(アンペア数)が毎月自動で決まります。

しかしスマートメーターの有無によって、電力会社で契約することができる電力プランとできないプランがありますので気をつけてください。

  • スマートメーターの設置あり ⇒ 主開閉器契約、実量契約
  • スマートメーターの設置なし ⇒ 主開閉器契約

スマートメーターを設置されていない住宅はアンペア契約しか行うことができませんが、メーターを設置されている住宅であればアンペア契約と実量契約のどちらで契約しても大丈夫です。

契約容量60Aと6kVA~(60A以上)の選び方

オール電化住宅は電気の消費量が多いため、これまでオール電化プランを選択されていた場合は8kVA以上で契約されている場合が多いです。

オール電化住宅に住んでいる時に、他人から電気代について聞かれると大体の方が発言する「ウチは電気をたくさん使っている」という単語。この単語について、大きく2つの意味合いがあります。

  • 同じ時間帯にたくさんの電気を同時使用する(瞬間的な電気消費量
  • 月の電気消費量が多い(累計の電気消費量

例にたとえると、1番については10分の間にエアコンを複数台つけることで電気消費量が上がることを指します。2番については、1ヶ月のトータルの電力消費量の合計を指します。

電気の使い方によって、少ない容量の60Aで大丈夫な場合と、7kVA以上でないとダメな場合があります。

新築時には、分電盤の容量に沿ってそれに合わせた電気契約を結ぶ場合が多いですが、最近の新築住宅は省エネが主流になりつつありますので、皆さん結構オーバーな契約をされています。

60Aの電気消費ワット数は6000Wです。

当家の場合も、新築時に当初の契約では15kVAになっていましたが、実際には同時に60A分の電気を使用する事がなかったので、最初から60A契約で十分でした。

太陽光発電システムを住宅に設置している場合であれば、太陽光発電モニターを確認してみてください。

100A(10kVA)で契約しなくても良いか判断する方法

電気を多く同時に利用する夕方のご飯支度時に、モニターの消費量数値を確認してください。6.0kW(60A相当)をオーバーしていなければ、10kVAを選ぶ必要はありません。(IHや電子レンジ、エアコン等を同時に稼動)

例えばですが、IH調理器を1基、火力MAXにすると2.8kWくらい消費するので、これに電子レンジ700Wやエコキュートの給湯1000W、寒い時間にエアコンを2台稼動1400W、ドライヤー800Wを同時に電源を入れると、60Aをオーバーするのでブレーカーが飛んでしまいます。

でも実際にはこれだけを同時に使用するご家庭は少ないと思います。

もっと知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。

電気を同時にたくさん使う場合 ⇒ 契約容量kVA~
電気をあまり使わない場合 ⇒ 契約容量60A

燃料費調整型と市場連動型の選び方

電力会社には電気量単価の他に、従来からの天然ガス等の燃料価格に連動し1ヶ月毎に価格変動する燃料費調整型(電気料金+燃料費調整額)と、燃料費調整型をやめて日本卸電力取引所(JEPX)の価格に連動し、30分間ごとに価格が変動する市場連動型(電気料金+託送費)があります。

簡単に言うなら、燃料費調整型は市場の燃料価格によって変動するため、電気の需要に関係なく安定した燃料費調整額となります。

一方の市場連動型は、市場の電気需要量(例えば住宅で電気を多く使う夏や冬の季節は高く、電気をあまり使わない春や秋の季節は安い)によって価格が変動するため、時期によっては割高な費用が発生します。

基本料金0円プランでは、燃料費調整額タイプで電力単価を高くする傾向があり、市場連動型では固定従量料金を高く設定されている傾向があります。

また多くの電力会社では、主に燃料費調整額を取り扱った電力会社は契約容量が60Aまでしか対応していなくて市場連動型を取り扱う電力会社は6kVA以上の契約ができるようになっています。

燃料費調整額プランの場合

電力会社で燃料費調整額タイプの場合、電気料金の計算式として1kWhあたりの固定単価と毎月決められた固定の燃料費調整額と毎年決められた再エネ賦課金(2024年5月から1年間3.49円)が掛かります。

燃料費調整額型プランの電気料金算出方法

電気量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金

市場連動型プランの場合

市場連動型プランでは燃料費調整費用がないので、一見すると燃料費調整プランよりお得に見えますが、燃料費調整額タイプにはない固定費用が発生しますので、2つを比べた時に必ずお得になるとは言えません。

一方の市場連動型タイプでは、2つの契約タイプがあって1kWhあたりの30分毎の変動単価の他に、決められた託送料金や容量拠出金相当額などの固定費が掛かる場合と、決められた電力量単価と毎月変動する固定費で構成されている場合があります。

市場連動型プランの電気料金算出方法

電気量料金+固定費(託送費+容量拠出金相当額)+再エネ賦課金

※電力会社によっては、託送費と容量拠出金相当額を固定料金として表記されている場合があります

電力の供給エリア

電力会社によって、電力供給できるエリアが違います。自分が住んでいる地域を把握して選ぶようにしましょう。

スクロールできます
供給エリア対象地域
北海道電力北海道
東北電力青森、山形、岩手、
東京電力東京、千葉、神奈川、山梨、埼玉、群馬、栃木、茨城
北陸電力富山、石川、福井
中部電力長野、静岡、岐阜、愛知、三重
関西電力大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山
中国電力鳥取、島根、岡山、広島、山口
四国電力香川、徳島、愛媛、高知
九州電力福岡、佐賀、長崎、大分、宮崎、熊本、鹿児島
沖縄電力沖縄

電気料金の支払方法

電力会社によって支払い方法が決まっており、大体はクレジットカード支払いか銀行口座振替になります。その他にコンビニ払いやデビットカードに対応した電力会社もあります。

その他は支払日が、翌月や翌々月などのパターンがあります。

電力会社の申込欄にある[現在の電力プラン]の記入

基本料金0円の電力会社で申し込む際は、現在契約している電力会社の情報を入力する項目があります。

  • 現在の供給地点特定番号
  • 現在の電力会社
  • 現在の電力プラン
  • 現在の契約電力
  • 現在のお客様番号(契約番号)

元々オール電化プランに対応していない電力会社の場合は、「現在の電力プラン」の項目で従量電灯の60Aまでしか選択できないようになっている場合があります。

これはオール電化プランで契約中の方が、電力単価の高い電力会社に切り替えることで、割高な電気料金が発生しないように注意を促すための電力会社側の対策です。

こんな場合は、これから貴方が契約する予定のアンペア数を入力してください。現在10kVAで契約中であれば、電力プランを60Aにすることで、60A契約を行うことができます。

あと電力会社の中には、検針票の写真を添付できるようになっている場合がありますが、必須項目でなければ添付する必要はありません。

現在の筆者も、この方法で基本料金0円の電力会社で契約しています。

基本料金0円の電力会社一覧(2025.3現在)

2025年2月現在で、今から新規契約できる電力会社をお伝えします。「ピッタリな電力プラン」で解説しましたとおり、自分に適している電力会社を選んでください。

kVAに対応する電力会社は、7kVA以上の容量で契約でき、60Aの少ない容量でも契約を行うことができます

なお電力会社の中には、契約容量が60Aに対応したものと10kVAに対応した電力会社がありますが、一般的には60AよりもkVAで契約するほうが電力量単価は少し高くなります。

60A対応の電力会社

燃料費調整型タイプ

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電力会社供給エリア支払い方法
オクトパスエナジー沖縄以外の地域クレジット、口座振替、コンビニ払い
アルカナでんき沖縄以外の地域クレジット、口座振替、コンビニ払い
ネット電力沖縄以外の地域クレジット
はりま電力関西電力のみ口座振替
0円でんき北海道、東北、沖縄以外の地域クレジット、口座振替
スマ電Co2ゼロ北海道、沖縄以外の地域クレジット、口座振替
AIでんき東京電力のみクレジット
楽天でんき沖縄のみクレジット

市場連動型タイプ

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電力会社供給エリア支払方法
リボンエナジー沖縄以外の地域クレジット、Apple Pay、Google Pay
ストエネ電気沖縄以外の地域クレジット、口座振替

kVA~50kVA(60A~)対応の電力会社

こちらの電力会社は、10A~60Aの容量契約にも対応しています。

燃料費調整タイプ

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電力会社供給エリア支払い方法
いつでもやめれるでんき沖縄以外の地域クレジット
japan電力沖縄以外の地域クレジット、口座振替
ソフトバンクでんき北陸と沖縄以外の地域クレジット、口座振替

市場連動型タイプ

スクロールできます
電力会社供給エリア支払方法
リミックスでんき沖縄以外の地域クレジット、口座振替
Looopでんき全ての地域(離島除く)クレジット、口座振替
チョウシデンキ沖縄以外の地域クレジット、口座振替
ONEでんき沖縄以外の地域クレジット、口座振替
楽天でんき沖縄以外の地域クレジット
おてがるでんき沖縄以外の地域クレジット、口座振替

特殊タイプの電力会社

基本料金0円の電力会社の中には、超分かりやすい価格体系のプランがあります。こちらのプランは、主に年間の電力消費量が極端に少ない場合に限り、お得となります。

燃料費調整タイプ(60A)

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電力会社供給エリア支払方法主な特徴
四つ葉電力東京電力のみクレジット、口座振替全てコミコミ単価42.8円
四つ葉電力関西電力と兵庫県、三重県、
岐阜県、福井県の一部
クレジット、口座振替全てコミコミ単価33.15円

[四つ葉電力の特徴]
容量拠出金&託送費&再エネ賦課金を、全て含んでコミコミ価格1kWh単価33円(関西電力)、単価42.8円(東京電力)なので、電気代高騰など毎月の各単価変動の影響を気にする必要がありません。計算するのが面倒な方におすすめです。

燃料費調整タイプ(1~50kVA)

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電力会社供給エリア支払方法主な特徴
タダ電沖縄以外の地域クレジット毎月71kWhまで完全無料

[タダ電の特徴]
毎月71kWhまで無料なので、雪の降らない地域で確実に買電量が少ない状態であればお得です。万が一71kWhを超えてしまうと、1kWhあたり70円の電気料金と基本料金280円などが発生します。

どの電力会社が良いか迷ったときの判断方法

現在契約できる基本料金0円の電力会社は18社以上あります。

あまり電気を買わない世帯であれば、上の一覧からどの電力会社を選んでも電力単価が数円違う程度なので、損することはまずありません。

しかし結局はどの電力会社を選べば良いのか分からない方も多いと思うので、そんな迷っている方々に向けて、電気代が安くなりやすいおすすめの電力会社をご紹介します。

料金体系がきちんと記載された電力会社

まず電力会社を選ぶ際には、1kWhあたりの電力単価や独自の料金体系がしっかりと記載されている明解な企業にしましょう。

基本料金0円の電力会社の中には、燃料費調整額や独自の料金について非公開にされている事があります。この場合、電気料金の請求書が届くまで分からないので、法外な電気料金を請求されるリスクがあり不安です。

春から秋の間は、住宅の買電量が少なくなりやすいので、どの電力会社を選んでも大して差はありませんが、冬場はどうしても買電量が多くなりやすいのでこれを考慮して選ぶほうが良いです。

電力単価(電気料金)の安い電力会社

当サイト調べで安い電力会社は、順にオクトパスエナジー、0円でんき、アルカナでんきです。

また電気をたくさん購入してしまいそうな場合は、基本料金は掛かりますが電力単価の低い電力会社のLooopでんきやJapan電力がおすすめです。

関西圏限定であれば、はりま電力が他社と比べて安くなっています。

60A契約で安い電力会社の特徴

一番安い電力会社は、1kWhあたりの電力量単価が安く燃料費調整額も大手電力会社と同じの「0円でんき」で、対象エリアは北海道と東北と沖縄を除く地域です。

1年以内の契約であれば、燃料費調整額や市場価格の掛からない「オクトパスエナジー」がおすすめです。

北海道や東北の方であれば「アルカナでんき」がおすすめです。

kVA契約で安い電力会社の特徴

kVA契約で一番安い電力会社は、「リミックスでんき」です。Looopでんきと同じ仕組みの電力会社ですが、安い時間帯を狙って買電するのであれば、一番安く電気を抑えることができます。

たくさん電気を400kWh以上買ってしまう方は、「Japan電力」Looopでんきの新プランが好ましいです。基本料金相当の別料金が掛かりますが、電力単価が安いのでたくさん電気を買うほど他の電力会社よりも安く電気を使うことができます。

おすすめしたい電力会社

当記事ではオススメする電力会社や、今後気になる電力会社にについて比較を行います。

Looopでんきは、2025年4月から新しい料金プランに変更となりますので、これから検討している場合は新しいプランで確認してみてください。

トータル単価で電気料金比較(2025.2)

60AとkVA(10kVAで算出)で契約した時を基準に電気料金を比較し、1kWhあたりの(電気買電量+独自調整金+再エネ賦課金+消費税)を全て加えた数字(トータル単価)で計算します。

なお、アンペア契約とkVA契約では、基本的に容量の多いkVA契約(実量契約)のほうが電力単価が高めになっています。

今回は中部電力と東京電力の場合で試算してみましたが、各電力会社の詳細は以下の項目でご確認してください。

なお、Looopでんきとリミックスでんきは30分毎に単価が変動するため、曇りの日と仮定して電力量単価を一律15円で計算します。(晴れ日の昼間に買電した場合は、以下の表の価格よりも電気料金は安く、雨の日は高くなります)

※Looopでんきの電気料金体系は2024年3月末までとなります。
※Looopでんきは2025年4月より新料金プランに移行され基本料金が発生します。

中部電力管内の電気料金試算

60A

スクロールできます
電力会社/使用量単価10kWh50kWh100kWh200kWh300kWh400kWh
0円でんき31.823181,5913,1826,3649,54612,728
Looopでんき34.13411,7053,4106,82010,23013,640
アルカナでんき38.093801,9043,8097,61811,42715,236
2025年1月現在のトータル電気料金(税込)

10kVA (100A)

スクロールできます
電力会社/使用量単価10kWh50kWh100kWh200kWh300kWh400kWh
リミックスでんき36.633661,8313,6637,32610,98914,652
タダ電70002,2709,27016,27023,270
2025年1月現在のトータル電気料金(税込)

東京電力管内の電気料金試算

60A

スクロールできます
電力会社/使用量単価10kWh50kWh100kWh200kWh300kWh400kWh
0円でんき31.783171,5893,1786,3569,53412,712
Looopでんき33.373331,6683,3376,67410,01113,348
アルカナでんき40.224022,0114,0228,04412,06616,088
2025年1月現在のトータル電気料金目安(税込)

10kVA (100A)

スクロールできます
電力会社/使用量単価10kWh50kWh100kWh200kWh300kWh400kWh
リミックスでんき36.143611,8073,6147,22810,84214,456
2025年1月現在のトータル電気料金目安(税込)

※2024年度(今年5月~翌年4月)の再エネ賦課金は3.49円です

計画的に最安値の電力単価を狙いにいく電力会社

安くなる時間帯を狙って、たくさん電気を使うことができればで日々の電気料金を抑えることができます。

30分毎に価格が変動しますが、季節や天候によって1日の電力単価が違う特長があります。安い時間帯もあれば、高くなる時間帯もありますので、計画的に電気を利用できる方向けの電力会社です。

Looopでんき(株式会社Looop)[2025年3月までのプラン]

Looopでんきは市場連動型で、30分毎に電力単価が変動することを特徴の電力会社です。

2022年11月30日までは、深夜電力が安くなりkVA契約が可能なオール電化プラン「スマートライム おうち電気」がありましたが、現在は新電力プラン「スマートタイムONE(電力)」で契約を行うことができます。

2025年3月までは契約容量が60Aまで対応ですが、同年4月から基本料金が必要な新しい料金体系プランに移行されます。(2025年1月30日に公式サイトで発表)

対応地域は全地域で基本的に市場連動型の電力プランですが、沖縄電力だけは燃料費調整型プランとなっています。契約や解約に掛かる手数料が掛からないので、短期間のおためし契約に適しています。

スクロールできます
初期費用解約手数料・違約金契約容量
なしなし10A~60A

Looopでんきの市場連動グラフ(でんき予報)を観察すると、晴れた日中時間帯に単価が大幅に下がる傾向で、悪天候の日や夜間は単価が高い傾向となっています。

2025年4月以降は、下で説明している料金プランではなくなりますので、気をつけてください。

ループでんきの料金体系は、電気量料金の他に託送費と、2024年4月に新設された容量拠出金相当額(制度負担金)と再エネ賦課金が掛かります。

もしループ電気を中部電力で利用する場合の電気料金計算法は、1kWhあたり電気量料金(でんき予報の価格)+託送費(15.60円)+容量拠出金(2.2円)+再エネ賦課金(3.49円)が掛かります。つまり電気量料金以外の固定費で21.29円が発生します。

1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電気使用量+固定料金(託送+拠出金)+再エネ賦課金

もし晴れた日中の電気量料金が1円だった場合は、1kWhの総額は22.29円になります。それに比べ、雨が降った夜間の時間帯の電気量料金は20円くらいになるので、総額は41.29円くらいになります。

Looopでんき「地域ごとの電気量単価」

スクロールできます
地域電力単価(円)
全エリア30分毎の変動単価(最低0.01円~)

晴れの日であれば、日中の電気量単価は1円以下で夜間は15円くらいです。曇りの日なら全日15円前後、雨の日は全日20~25円前後の電力単価になっている傾向があります。(当サイトの推測)

Looopでんきの各種単価とトータル単価(2025)

[基本料金+電気量単価+固定料金+再エネ賦課金]と消費税を全て含めた単価です。Looopでんきのトータル単価掲載は、電力量単価0.01とした最安値で計算しています。

悪天候な日ですと、トータル単価が上昇しますのでご注意ください。

スクロールできます
地域トータル単価
(一番低い単価)
電力量単価固定料金
北海道電力19.37~






0.01~120
15.87
東北電力19.74~16.24
東京電力18.37~14.87
中部電力19.1~15.60
北陸電力18.16~14.66
関西電力17.51~14.01
中国電力19.17~15.67
四国電力19.06~15.56
九州電力21.21~17.71
沖縄電力22.38~18.88
単位:円

LOOOPでんきのおすすめポイント

LOOOPでんきで人気になっている一つとして、沖縄電力に対応していることがあげられます。他の電力会社では沖縄電力に対応していない場合が多いので、沖縄で基本料金0円を実現したいなら、Looopでんきがおすすめです。

リミックスでんき(株式会社リミックスポイント)

リミックスでんきは、解約手数料が無料で市場連動型に対応した電力会社です。Looopでんきと同じく30分後毎に電力単価が変動するシステムを採用しており、オール電化向けの10kvA契約にも対応してます。

基本料金0円の主力プランは、Styleプラスです。

スクロールできます
初期費用解約手数料・違約金契約容量
なしなし10A~60A/6kvA~

固定従量料金はLooopでんきと比べると若干高くなっていますが、6kVA以上の契約に対応しているためです。最低価格の電力量単価がLooopでんきと比べて0.03円高いのは、取引手数料が含まれているからです。

しかし変動単価は、リミックスでんきのほうが安い印象です。

またリミックスでんきも、Looopでんきと同様に電気量単価(電源調達料金単価)を公式サイトのでんきアラート(リアルタイム)から確認することができます。

リミックスでんきでは、現在の電力単価や1日や1ヶ月の平均電力単価を詳しく掲載されているので分かりやすくなっています。

この電力会社の市場連動グラフ(でんき予報)を観察すると、Looopでんきと同じく晴れた日中時間帯に単価が大幅に下がる傾向で、悪天候の日や夜間は単価が高い傾向になっています。

1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電気使用量+固定料金(託送+拠出金)+再エネ賦課金

地域ごとの電力単価 Styleプラス プラン(2025)

スクロールできます
地域電力単価(円)
全エリア30分毎の変動単価(最低0.04円~)

リミックスでんきの各種単価とトータル単価(2025)

[基本料金+電気量単価+固定従量料金+再エネ賦課金]と消費税を全て含めた単価です。リミックスでんきのトータル単価は、最安値の電力単価0.04で計算しています。

悪天候な日ですと、トータル単価が上昇しますのでご注意ください。

スクロールできます
地域トータル単価
(一番低い単価)
電力量単価固定料金
北海道電力21.44~






0.04~120
17.91
東北電力22.07~18.54
東京電力21.14~17.61
中部電力21.63~18.1
北陸電力20.18~16.65
関西電力20.18~16.65
中国電力21.63~17.18
四国電力20.11~17.58
九州電力20.85~17.32
沖縄電力ーーーーーーーーー
単位:円

安定的な電気料金の電力会社

燃料費調整型でも市場連動型でも、毎月の電力単価が固定となっている電力会社は、安定した電気料金が期待できます。最安値を狙わずに、時間帯に関係なく電気を使いたい場合はこの電力会社の中から選ぶと良いです。

はりま電力(はりま電力株式会社)

はりま電力は2017年に設立された市場連動型の電力会社で、関西圏エリア限定の基本料金0円プランを展開されています。

単価や市場価格が、他社と比べて安いのでおすすめです。

基本料金0円の主力プランは、シンプル電灯ECOプランです。

スクロールできます
初期費用解約手数料・違約金契約容量支払い方法
なしなし10A~60A口座振替
1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電気使用量+固定費(市場価格)+容量拠出金相当額+再エネ賦課金

スクロールできます
地域トータル単価
(1月)
トータル単価
(2月)
電力量単価固定費
(1月)
固定費
(2月)
容量拠出金
4月~3月
関西電力31.6827.9124.02.81-0.962024年度:
1.38
単位:円

※国の「電気・ガス料金負担軽減支援」による-2.5円引き後の価格で掲載しています

0円でんき(株式会社オカモト)

0円でんきは燃料費調整型の電力会社で、60Aまでの契約に対応しています。燃料費調整額の算出方法は、大手電力会社と同じなので、異常な高騰を避けることができて安心です。当家も現在契約中です。

対応地域は、北陸、東京、中部、関西、中国、四国、九州エリアです。このエリアで契約容量60Aが十分なら0円でんきで決まりです!

スクロールできます
初期費用解約手数料・違約金契約容量
なし電気供給開始後1年未満 3,000円10A~60A
1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電気使用量+燃料費調整額+再エネ賦課金

地域ごとの電力単価(2025.2-2025.3)

  • 国が実施する電気ガス料金支援により11月分までは値引きされた調整単価で掲載します
  • トータル単価は再エネ賦課金も含まれた単価です
スクロールできます
地域トータル単価
(2月)
トータル単価
(3月)
電力量単価燃料費
(2月)
燃料費
(3月)
北海道電力ーーーーーーーーーーーーーーー
東北電力ーーーーーーーーーーーーーーー
東京電力31.7931.9634.8-6.50-6.33
中部電力31.8432.0526.02.352.56
北陸電力31.4431.5634.8-6.85-6.73
関西電力28.9029.0521.73.713.86
中国電力29.8229.9635.0-8.67-8.53
四国電力30.8830.9833.5-6.11-6.01
九州電力28.7728.8623.31.982.07
沖縄電力ーーーーーーーーーーーーーーー
単位:円
  • 国が実施する電気ガス料金支援により11月分までは値引きされた調整単価で掲載します

オクトパスエナジー(TGオクトパスエナジー株式会社)

オクトパスエナジーは2021年に設立された燃料費調整型の電力会社で、60Aまでの契約に対応しています。契約してから1年間は、燃料費調整額が掛からない嬉しいプランとなっています。

対応地域は、北陸、東京、中部、関西、中国、四国、九州エリアです。

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初期費用解約手数料・違約金契約容量支払い方法
なしなし10A~60Aクレジット、口座振替、コンビニ払い

契約して12ヶ月が経過すると、基本料金が掛かるグリーンオクトパスプラン(従来の従量電灯方式)に自動移行されてしまうので、気をつける必要があります。

解約の違約金や手数料が掛からないので、11ヶ月目くらいには他社への乗り換えを検討されたほうが安全です。

1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電気使用量+燃料費調整額+再エネ賦課金

地域ごとの電力単価(2025)

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地域トータル単価電力量単価燃料費調整額
北海道電力40.6937.2





契約して
12ヶ月間は0円
東北電力35.5932.1
東京電力35.0931.6
中部電力33.6930.2
北陸電力32.1928.7
関西電力30.3926.9
中国電力32.6929.2
四国電力32.2928.8
九州電力30.5927.1
沖縄電力ーーーーーー
シンプルオクトパスプラン 単位:円

アルカナでんき(アルカナエナジー株式会社)

アルカナでんきは、燃料費調整型の電力会社で、60Aまでの契約に対応しています。

0円でんきでは対応していなかった、北海道や東北のエリアも対応しており、オクトパスエナジーのように1年間限定の電力プランではありません。

ただしトータル単価が他のエリアと比べて若干高いですが、あまり電気を電力会社から買わなければ影響は少ないのでおすすめです。

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初期費用解約手数料・違約金契約容量
なし電気供給開始後1年未満 22,000円10A~60A

アルカナでんきの各種単価とトータル単価(2025.1-2025.2)

[基本料金+電気量単価+燃料費調整額+再エネ賦課金]と消費税を全て含めたトータル単価です。

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地域トータル単価
(1月)
トータル単価
(2月)
電力量単価燃料費
(1月)
燃料費
(2月)
北海道電力42.7340.2635.054.191.72
東北電力41.7238.5631.956.283.12
東京電力40.2237.1829.86.933.89
中部電力38.0935.1728.556.053.13
北陸電力34.7831.6026.554.741.56
関西電力33.7130.5925.454.771.65
中国電力36.1633.0928.054.621.55
四国電力37.4433.4129.654.30.27
九州電力36.7633.7429.054.221.20
沖縄電力ーーーーーーーーー
単位:円

※補助金適用後の価格を掲載しています

おてがるでんき(株式会社エクスゲート)

おてがるでんきは、契約容量はアンペアとkVAに対応しており、オール電化住宅で契約できることが魅力的です。

トータル単価は、他社と比べてアンペア契約では割高なので、kVA契約で毎月の電気使用量(買電量)を50kWh以下に抑えることができれば他社よりも安くできます。

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初期費用解約手数料・違約金契約容量
なし電気供給開始していれば0円10A~60A/6kVA~
1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電気使用量+電源調達調整額+容量拠出金 3.29円+再エネ賦課金

電源調達単価の計算方法は、毎月1日~月末の14時から23時の単価を平均した価格が毎月の調達単価になります。

おてがるでんきの各種単価とトータル単価(2025.1)

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地域トータル単価 (1月)
60A/6kVA~
電力量単価電源調達
(1月)
北海道電力45.72/47.7235.44/37.443.51
東北電力39.79/41.7929.71/31.713.31
東京電力41.00/43.0030.85/32.853.38
中部電力37.26/39.2628.9/30.93.29
北陸電力40.86/42.8930.83/32.831.59
関西電力33.87/35.8725.54/27.541.56
中国電力41.12/43.1232.83/34.831.52
四国電力37.43/39.4330.66/32.660
九州電力33.30/35.3025.49/27.491.04
沖縄電力ーーーーーーーーー
単位:円

基本料金は掛かるけど電力単価が安い電力会社

元々は基本料金0円だった電力会社が、電力プランを改変して作られた電力体系です。

契約容量にあわせて、固定従量料金(従来の基本料金相当)が掛かりますが、オール電化プランの基本料金よりも安く、電力単価も他社よりも安く抑えられているので電気をたくさん使用するご家庭におすすめです。

300kWh以上の使用なら断然お得ですが、毎月の買電量が100kWh以下の少ないご家庭では、損してしまう電力プランなので気をつけてください。

これからご紹介する2社の大きな違いは、毎月安定した電力単価の燃料費調整型か、30分毎に単価が変動する市場連動型になります。

Japan電力(Japan電力株式会社)

Japan電力は、燃料費調整型の電力会社です。電力単価は他社よりも安く燃料費調整額も他と比べて安いのですが、独自の調整料金(容量拠出金)が別途で掛かるため、少ない買電量の場合は基本料金0円の電力会社の中では割高な料金体系となります。

電気使用量が401kWh以上になると、電力単価が1円安くなりますのでもっとお得になります。

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初期費用解約手数料・違約金契約容量
なし電気供給開始後1年未満 3,000円10A~60A/6kVA~
1kWhあたり トータル単価の計算方法

基本料金=固定料金(容量拠出金反映基礎額+容量拠出金反映調整額)

電気料金=電気使用量+燃料費調整額+再エネ賦課金

地域ごとの容量拠出金反映額

容量拠出金が実質の基本料金相当額です。料金は全国一律で60A契約1,542円、10kVA契約は2,570円です。

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地域容量拠出金反映基礎額(A)容量拠出金反映調整額(B)
2024年度
[全エリア]
60A=1,488円
10kVA=2,480円

(248円/1kW or 1kVA)
60A=54円
10kVA=90円

(9円/1kW or 1kVA)
容量拠出金反映額の電力単価(A+B)

Japan電力の各種単価とトータル単価[~400kWhまで](2025.2-2025.3)

401kWh以上の電気使用量については、トータル単価より1円引きになります。

[基本料金+電気量単価+再エネ賦課金]と消費税を全て含めた単価です。(容量拠出金は含まれていません)

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地域トータル単価 (2月)
60A/6kVA~
トータル単価 (3月)
60A/6kVA~
電力量単価固定費
(2月)
固定費
(3月)
北海道電力34.26/36.2635.45/37.4530.0/32.00.771.96
東北電力33.36/34.3634.85/35.8527.0/28.02.874.36
東京電力33.16/34.1632.91/33.9127.0/28.02.672.42
中部電力29.82/30.8229.67/30.6727.0/28.02.752.27
北陸電力33.24/34.2432.76/33.7627.0/27.00.330.18
関西電力30.24/31.2429.95/30.9527.0/27.00.750.46
中国電力31.86/32.8631.47/32.4727.0/27.02.371.98
四国電力28.51/29.5128.60/29.6027.0/27.0-0.98-0.89
九州電力26.98/27.9827.31/28.3126.0/27.0-2.51-2.18
沖縄電力ーーーーーーーーーーーーーーー
くらしプランS&しごとプランS 単位:円

電力会社から購入した電気使用量と、容量拠出金を加えた時の2月分の電気料金を目安としてご確認ください。

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電力会社/使用量単価10kWh50kWh100kWh200kWh300kWh400kWh
中部:アンペア契約29.821,8403,0334,5247,50610,48813,470
中部:kVA契約30.822,8784,1115,6528,73411,81614,898
東京:アンペア契約33.161,8733,2004,8588,17411,49014,806
東京:kVA契約34.162,9114,2785,9869,40212,81816,234
2025年2現在のトータル電気料金(税込)

Looopでんき(株式会社Looop)[2025年4月からの新プラン]

Looopでんきは市場連動型で、30分毎に電力単価が変動することを特徴の電力会社です。

2025年3月末までは、基本料金が掛からないプランでしたが、同年4月からは基本料金に相当する費用が掛かるようになります。

プラン名は従来と同じまま、「スマートタイムONE(電力)」です。

対応地域は全地域で基本的に市場連動型の電力プランですが、沖縄電力だけは燃料費調整型プランとなっています。契約や解約に掛かる手数料が掛からないので、短期間のおためし契約に適しています。

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初期費用解約手数料・違約金契約容量
なしなし10A~60A/6kVA~

2025年3月末までのプランと4月以降の新プランの違い

従来のプランで中部電力で利用した場合の電気料金計算法は、1kWhあたり電気量料金(でんき予報の価格)+託送費(15.60円)+容量拠出金(2.2円)+再エネ賦課金(3.49円)でした。

1kWhあたりの電気料金は、電気量料金の他に固定費の21.29円が掛かりますが、実はたくさん電気を購入するほどお得にはならない状況でした。

1kWhあたり トータル単価の計算方法

電気料金=電力単価+固定料金(託送+拠出金)+再エネ賦課金

2025年4月1日からは、従来の固定料金を1kWhあたりの電力単価内に入れずに基本料金という形で請求されるようになります。

1kWhあたりの単価が安くなることで、たくさん電気を購入しても割高にならないようになりました。しかし太陽光発電や蓄電池を設置している住宅では、電気をたくさん購入しないので割高な料金体系です。

1kWhあたりの計算方法

基本料金=固定料金(託送基本料金+容量拠出金)

トータル単価=電力単価+サービス料+再エネ賦課金

更に1kWhあたりのトータル電力単価の中には、新たに7円のサービス料が追加されるため、極端に単価が安くなるわけではありません。

Looopでんき「1kWあたりの基本託送料金と容量拠出金」

最初に紹介した企業と違い、地域によって託送料金や容量拠出金が変動します。

実量契約の場合

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地域1kW単価託送基本料金託送7kW以上容量拠出金
北海道電力408.74276.10ーーー132.64
東北電力288.81226.60ーーー62.21
東京電力287.09230.67ーーー56.42
中部電力269.32214.50ーーー54.82
北陸電力304.04242.00ーーー62.04
関西電力351.03290.4096.8060.63
中国電力383.50326.70108.9056.80
四国電力422.20363.00121.0059.20
九州電力349.15227.38ーーー121.77
沖縄電力
単位:円

Looopでんき「60A/6~10kVA契約した場合の基本料金」

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地域60A6kVA7kVA8kVA9kVA10kVA
北海道電力2,122.442,452.442,861.183,269.923,678.664,087.40
東北電力1,369.861,732.862,021.672,310.482,599.292,888.10
東京電力1,251.961,722.542,009.632,296.722,583.812,870.90
中部電力1,153.921,615.921,885.242,154.562,423.882,693.20
北陸電力1,527.241,824.242,128.282,432.322,736.363,040.40
関西電力301.53351.03447.83544.63641.43738.23
中国電力325.20383.50492.40601.30710.20819.10
四国電力356.20422.20543.20664.20785.20906.20
九州電力1,704.062,094.902,444.052,793.203,142.353,491.50
沖縄電力
単位:円

Looopでんき「地域ごとの電気量単価」

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地域電力単価(円)
全エリア30分毎の変動単価(最低0.01円~)

晴れの日であれば、日中の電気量単価は1円以下で夜間は15円くらいです。曇りの日なら全日15円前後、雨の日は全日20~25円前後の電力単価になっている傾向があります。(当サイトの推測)

Looopでんきの各種単価とトータル単価(2025.4)

[電気量単価+サービス料+再エネ賦課金]と消費税を全て含めたトータル単価と、60A&10kVAで契約した場合の基本料金を計算します。トータル単価での電力量価は0.01とした最安値で求めます。

悪天候な日ですと、トータル単価が上昇しますのでご注意ください。

LOOOPでんきのおすすめポイント

さいごに・・・

現在支払っている電気料金が、年間の基本料金よりも安ければ基本料金0円の電気プランがお得です。

オール電化住宅でも、同時に電気を使用する電力量が少なければオール電化プランで契約する必要がないので、オール電化住宅用のプランに対応していない電力会社で契約しても大丈夫です。

電力会社の基本料金0円プランでは、燃料費調整額タイプと市場連動型がありますが、時期に関係なく安定した電気料金にしたいなら燃料費調整額タイプを、とにかく安くしたいなら市場連動型の電力会社を選びましょう。

電力会社からの電気料金請求額を0円に近づけたいのなら、太陽光発電システムと大容量サイズの蓄電池を設置しましょう。

太陽光発電と蓄電池を設置されている住宅であれば、冬場の時期を除けばほとんど毎月の買電量が10kWh以下なので基本料金を支払わない0円プランをオススメします。

お得になる結論

基本料金0円プランは、年間の電気料金が年間基本料金より低ければお得です。

太陽光と蓄電池を併用したオール電化住宅で、年間の買電量が
中部電力でおよそ630kWh(月平均52.5kWh)以内
東京電力でおよそ935kWh(月平均77.9kWh)以内
に収まるのなら基本料金0円プランが最適です。

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