太陽光パネルを過積載にするメリット

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青だんごむし

どうも、青だんごむしです。

今回はパワーコンディショナー(電気変換機)の容量以上に太陽光パネルを沢山載せた「過積載」についてご説明したいと思います。

我が家のお家にはパワコン9.9kwに対して12.96kwの積載量を設置しています。最初は自分も過積載は考えもせず初めて知りました・・・

天気の良い1日、悪天候の1日、猛暑日の2日の発電量を比較してみました。

イシンホームや一条工務店では、2020年度からこの方式の発電プランをお客様に勧めていますが、これから新規で太陽光と蓄電池を検討しており、「電気の自給自足」に挑戦したい方にも観てほしい記事となっております。

目次

損しているようで、実はお得な太陽光パネルの過積載

こちらは、イシンホームが2020年に公開した検討者向けの商品紹介冊子です。

イシンホームが出版する冊子は毎年1回か2回発行されているので、常に最新の情報を確認することができます。大手ハウスメーカーのように、数年に1度のどうでも良い情報が更新される冊子とは大きく違います。

イシンホームHEIG 2020 冊子 の1ページ

2020年の冊子ですが、2022年の現在からみて大して状況に差はありません。

画像引用元:まじめデンキ

青だんごむし家の太陽光環境
・ ピークカットライン(パワコン容量):9.9kw
・ 赤いグラフ:12.96kw
・ 青いグラフ:9.9kw

通常のお家で太陽光設置は、パワコン容量を超えない積載量でされることが多いのです。青線に対して青いグラフのような状態です。

この場合、一番天気の良い日であれば図のとおりパワコン容量一杯に発電することになります。でも曇りや雨の場合は、当然のことながら積載量の半分(5kw)か黒曇りだと微弱(0.5kw)の発電しかされないのです。

それに比べ過積載した状態では、赤いグラフのようになります。

一番天気の良い日は、パワコン容量を超えて発電されます。グレーの部分も一応発電はされますが、パワコンで容量を超えた分は電気変換されないので放電されてしまいます。

ですが、グレー色ではないピンク色の部分は、過積載されていない9.9kwよりも多く発電されるのでお得なのです。更に太陽が雲に隠れていても空が明るければ発電量の多い時期は半分以上(6kw)発電して雨でも日中の家電消費分(1.5kw)は発電してくれるのでお得なのです。また、本来発電量の少ない時期でも通常よりも多めに発電してくれるので良いですよ。

過積載した我が家の太陽光発電グラフ

グラフの右側の発電数値は5分毎に計測した結果となります。

天気の良かった日(2021年6月10日)

 

天気の悪かった日(2021年6月16日)

 

グラフはギザギザですが、過積載していないものよりは発電しています。

黒い雲の時間が多いですが、日中使用する家電の消費分は確保できています。

猛暑日の2日と真夏日の1日(猛2022年6月29日・7月1日、真7月23日)

 

夏場は高温で発電量が下がる現象とは、まさにこのことです。我が家で設置しているマキシオン製の太陽光パネルでは、38度を超えてくると発電量に影響が出てきます。

高温でなければ、グラフの天井付近がカットされた状態(本来なら最大12kW位の発電)になりますが、高温になると発電量が下がるのでカットした状態(最大9.8kWまでの発電)にはなりません。

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まとめ

過積載の設置するなら、パワコン容量の1.2倍~1.4倍くらいの積載量が丁度良いかなと思います。載せすぎるとピークカット量が多くて、これこそ費用対効果で損してしまうのでオススメしませんが、雨の多い地域だったらアリかもしれませんね!

初期投資が普通よりも大きいので、よく検討されたほうが良いと思います。たとえリース契約やローン契約であってもね。

1日毎の詳細データが観れるのも、パワーウォールの特徴です!!

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