外観から分かる性能の良い中古住宅の見分け方

建築されて10年以内の中古物件を検討中の方に、外から観て分かる中古一戸建て物件の性能の高い住宅について見分ける方法をお伝えします。この方法でご確認いただければ、少しでも「夏暑くて冬寒い家」の住宅を回避することができます。

ただし、住宅に欠陥がないことが大前提です。

  • リフォームしたばかりの綺麗な外観(外壁)だけで決めていませんか?
  • リフォームで綺麗になった居室内と間取りだけを見て決めていませんか?

見た目が綺麗になっても、基本的な部分が低レベルなら快適な暮らしはできません!

青だんごむし

主に3つの場所を観れば判断できるので、ご参考にしてください

目次

快適な住宅を見分ける3つの場所

建物の基礎に通気口はありますか?

まずは、基礎に通気口があるかどうかご確認ください。有無によっていつ頃に建てられた住宅なのか分かります。

通気口なし:約20年以内に建てられた住宅
通気口あり:約20年以上前に建てられた住宅

窓サッシの繋ぎ目はどうなっていますか?

次に窓の角を見てつなぎ目を確認してください。繋ぎ目を確認することで、結露しやすい窓か性能の高い窓か分かります。樹脂サッシのほうが結露しにくく、サッシの放射熱を抑え室内の温度を安定にしてくれます。

角の繋ぎ目が斜め:樹脂サッシ
角の繋ぎ目が垂直:アルミ樹脂複合サッシ or アルミサッシ

外壁に換気フィルターがたくさんついていますか?

最後に建物の外壁を確認してください。外壁の出っ張り数を確認することで、住宅に換気システムがついてるかどうか分かります。第一種換気システムが設置されていれば、窓を開けなくても24時間外部の熱と室内の熱を交換して新しい快適な空気を入れ替えてくれます。

出っ張りが少ない:第一種換気システム(コスト掛かっている)
出っ張りが多い:第三種換気(コストが安い)

まとめ

この3箇所を見れば、内覧しなくても大体の新築・中古住宅の性能が外部から分かります。中古住宅を検討中の方は、まずは屋外からターゲットの住宅性能を確認して、それから居室部分(間取り等)を検討されるほうがベストです。ただし必ずしもその通りになるとは限らないので、参考程度に比較してみてください。

この3つが全て該当していれば、少しでも性能の高い住宅です

1.基礎の吸気口がない
(20年以内に建てられた住宅)
2.窓サッシの繋ぎ目が斜め
(窓が結露しにくく断熱性能も高い)
3.外壁に換気フィルターがたくさんついていない
(窓を開けなくても室内温度を保ちながら換気してくれる)

一部の住宅メーカーでは、極稀に2022年現在でも基礎通気方式を採用している住宅がありますので、ご注意ください。

青だんごむし

この条件が揃っていれば、新築の建売住宅よりも快適に過ごせる可能性が大きいので是非探してみてね!

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