イシンホームのリース代と今後の傾向

こんにちは、青だんごむしです。

 我が家では2020年に住宅を請負契約したあとに太陽光設備等のリース契約を行いました。今回は契約したリースの内容と、2021年以降にこれからリースを検討される方へのリース代についてお伝えしていきます。

この記事で分かること

  • イシンホームが提供するリースの内容
  • 運営者が契約したリース内容と設備
  • リース支払費と契約期間
  • 2022年度のイシンホームリース代(2022年9月以降の価格)
  • イシンホームでリースする場合の今後の傾向
目次

イシンホームのリースとは?

 イシンホームでは、高額な太陽光設備を住宅ローンに入れられない世帯向けにリース販売「ZERO SECH(ゼロセッチ)」を提供しています。宣伝でよく見る「初期費用0円」というものです。

 青だんごむし家で建てた工務店でも、「住宅ローン組める人なら、リース契約の審査は通ります」と悪魔のささやきとも言える発言をしてきます。

 当方が2020年にリースを検討している時は、リース会社が2つありました。大阪ガスと東京TEPCOです。しかし2022年現在は、大阪ガスファイナンスでのみリース契約を行うことになります。

イシン住宅研究所の関連会社「SIソーラー」のリース紹介動画

動画出典:SIソーラー(再生時間:3分15秒)

 ※こちらの動画は2020年に製作されていますが、当初は確かに無理のない返済が可能でした。しかし2022年10月からリース料金が円安の影響で値上がりしてしまい、売電単価も低いことからお支払いを実質0円にすることは難しくなりました。それでも電気代が高騰している今、20年以上の長期的に考えることができれば、必ずプラス資産になります。

疑問に思うのは、太陽光設備を住宅ローンに組み込んでいる世帯がどれだけあるか

 他のハウスメーカーで太陽光設備を設置する場合、大体の太陽光パネル設置容量が5kWなので150万円くらいで収まります。

 しかしイシンホームが提供している太陽光設備は、パネル積載容量が多く蓄電池もセットにしていることが多いため、太陽光積載量が10kWをこえて更に蓄電池も設置するとなると、費用が余裕で400万円を超えてきます。このため住宅ローンに組み込むことのできる世帯は、そんなに多くないのかと思います。

 特に世帯年収が600万円未満のご家庭では難しいのではないでしょうか。私も世帯年収600万くらいなので住宅ローンに組み込むのができなくてリース契約しました。

 新しい商品のX-ZEGAでは、大容量太陽光パネル&大容量蓄電池が標準仕様となっていますが、そのぶん建物本体価格も高くなっています。これを住宅ローンで納めることができない場合、結局はリースでの契約を提案されます。

 更に2021年以降は、ウッドショックの影響や超円安による影響で住宅価格が高騰しているため、住宅ローンに全てを入れることができず、太陽光システムをリースで契約される方が増えてきました。イシンホームのリースサービスは他社に比べて優遇(設置できる機器と価格)されているので、これからご検討されている方にオススメしたいです。

契約できるリース会社

 イシンホームでは太陽光発電システムの仕入れに、イシン住宅研究所(本社)の関連会社 SIソーラーから行っています。SIソーラーは、太陽光発電システムや蓄電池、冷暖房設備などを直接メーカーから仕入れており、リース事業も展開されています。

私が契約した2020年はリース会社が2つあり、私が選択したのは、条件の良いTEPCOです。

各社のリース内容をご紹介します。
※2022年現在は大阪ガスのみの契約となります

残念ながら、燃料費高騰による影響で2023年1月末をもってTEPCOの電力供給サービスは終了します

大阪ガスファイナンス

従来からSIソーラーと提携している会社です。

契約期間:10年
買電会社:自由に選べます
リース満了後:2か月分のリース代の支払で施主に譲渡(譲渡せずに毎月わずかなリース代支払もできる)

こちらの場合、買電会社を自由に選べるので魅力です。

 TEPCOだと買電会社に縛られてしまいますが、こちらだとポイント還元率の高い楽天でんきや、携帯電話・スマートフォンキャリアの会社とも端末セットで契約できるので便利です。(auでんきやソフトバンクでんきの事)

TEPCOライフサービス

2020年2月にリース事業を開始した会社です。SIソーラーとの提携も同時期になります。

契約期間:10年
買電会社:TEPCOのみ
リース満了後:追加の支払無しで施主に譲渡

リース満了後に追加費用無しで施主に譲渡されるのは嬉しいですね。

TEPCOの買電プラン

基本料金:0円
電気量料金:午前6時~翌日の午前1時 26.4円
      午前1時~午前6時 21.12円(蓄電池有の場合)
      午前1時~午前6時 23.76円(蓄電池無の場合)

2020年に公開されたチラシ

 基本料金0円というのが大きいです。太陽光発電と蓄電池の組み合わせで電力会社から電気を買わなければ、毎月の電気料金請求が0円になる可能性が大きいということです。

2022年から徐々に高騰している燃料費調整額の影響で、2023年1月末でTEPCOライフサービスが提供する電力供給サービスが終了することが、2022年11月に発表されました。リース契約している方は電力の割引率が高かっただけに残念です。

 太陽光リースと同時に契約した電力供給サービスですが、リース契約そのものは終了しないので引き続き支払っていく形になります。

リースの支払い費用

 当家が2020年に契約したリース内容と、2022年9月以降の太陽光リース代をお伝えします。まず当家が契約したリース設備は3つあり、太陽光と蓄電池と床暖です。リース契約期間は10年です。

※イシンホームで契約できる太陽光発電システムの価格は、関連会社のSIソーラーから納入されますので、他社のリース費用より安くなります。

契約したリース設備

○ 太陽光パネル SunPower SPR-X22-360 36枚
  毎月のリース価格:17.952円(総額 2,154,210円)
 (1kwあたり単価:166,219円 設置費込単価:216,219円)

○ 蓄電池 TESLA Powerwall 1機
  毎月のリース価格:15,950円(総額 1,914,000円)

○ 床暖冬涼夏 長府製作所 RAY-4042X  放熱器 6台
  毎月のリース価格:5.600円(総額 672,000円)

毎月の支払額

 契約したのが2020年7月でリース支払開始時期が11月からの予定でしたが、蓄電池の稼動が2021年3月にずれ込んだため、リース会社からのご配慮もありまして、稼動が始まってからの支払開始になりました。

2021年3月から10年間:39,502円

10年リースの支払いシミュレーション

 イシンホームではリース検討者向けに、10年間きちんとリースが支払いできるように支払シミュレーションを実施しています。シミュレーションでは、太陽光発電で得られる経済効果を全面的に押し出しており、35年間お得になるような計算方法になっています。

 当家でも何パターンか、経済効果シミュレーションを計算していただいておりまして、そのうちの1つが以下になります。

イシンホームで太陽光発電を検討していれば必ず貰えるシミュレーション表

2020年にサンパワー製(現 マキシオン製) 400Wを14.8kW設置した場合の経済効果

太陽光発電を検討する場合ですが、大体のハウスメーカーや太陽光システム販売会社では年間あたりの毎月太陽光予想発電量と経済効果についてシミュ計算されますが、イシンホームの場合は毎月の予想発電量の提示はなくて、リース代の支払があっても10年間は利益がでること、10年以降は大幅な光熱費の削減ができること、利益が35年間まで増え続けていくことをアピールしています。

 2023年現在は「Zseries(ゼットシリーズ)」を売りにしており、「50年間で3,500万円の売電・節約可能」の5LDK住宅を宣伝しています。
※14kWの太陽光パネルを設置した場合

2022年度のリース代(10年プランの場合)

イシンホーム標準の太陽光パネル「マキシオン」製のリース代を、全国のFC工務店が公開されているWebやSNS等で調査しました。間違っている可能性もありますので、ご参考程度にご確認ください。

円安の影響で2022年9月からリース価格が上がりましたので、2022年9月以降の最新リース代をご紹介します。

2019年度までのリース契約ではパネル容量が32kWまで対応できましたが、2021年度以降のリース契約では最大パネル容量が16kWまでとなります。

太陽光パネル:マキシオン SPR-MAX3-400(400W)
パワコン:デルタ H4j 220(4.0kW)、H6J 240 + H4j 220(9.9kW)
※パワーコンディショナー機器の容量が8.0kW以上になると機器が2台になります

スクロールできます
太陽光容量パネル枚数パワコン容量リース総額毎月のリース代1kW単価
4.8 kW12枚4.0 kW1,066,560 円9,691 円27.2万円
6.0 kW15枚4.0 kW1,330,560 円11,088 円27.1万円
10.0 kW25枚8.0 kW2,121,240 円17,672 円26.2万円
12.8 kW32枚9.9 kW2,628,120 円21,901 円25.5万円
14.8 kW37枚9.9 kW3,038,640 円25,322 円25.5万円
よく契約されている太陽光パネル容量の一覧

※1kWあたりの単価は、リース総額と設置費用(1kW:5万円)を含めた数字になります。

2022年度の太陽光リースではイシンホームが太陽光発電の過積載を推奨しているために、太陽光パネル容量より少ない容量のパワコンがセットになっています。

太陽光パネル容量で変動するパワコン容量の区分

パワコン 3.2kW:3.2kWまでの太陽光パネル

パワコン 4.0kW:4.0kW~6.0kWまで

パワコン 5.9kW:6.4kW~8.8kWまで

パワコン 8.0kW:9.2kW~12.0kWまで

パワコン 9.9kW:12.4kW~16.0kWまで

注意していただきたいのが、太陽光リースには設置代が含まれておりません。リースの対象は製品本体のみで、設置費用が1kWあたり5万円掛かります。太陽光パネルを10kW設置する場合は、設置代が50万円必要ということで、大体は住宅ローンに組み込まれます。

「せやま基準」を作られた元イシン社員の瀬山氏が説明するには、イシンホームの太陽光設備は住宅ローンに組み込んでもリース支払いにしても、価格は大きく変わらないとYoutube動画内で解説されているので、住宅ローンの予算に合わせて決められると良いです。

2022年8月までのリース代(値上げ前)

2022年8月末までの価格は、最新のリース代よりも20%~30%安い価格で導入できました。旧価格であれば、売電単価が17円になっても費用の元を10年以内に回収する事が可能です。

また価格に関係なく、2022年2月以降に設置されたマキシオン製の太陽光パネルであれば、製品本体の保証が40年間なので安心です。それに世間では、パワーコンディショナーの故障が10年~15年くらいと言われる中で、イシンホーム独自の製品保証が15年ついてきますので、2022年2月~8月までに契約された方は超お得であると言えます。

2022年の蓄電池リース代

蓄電池はFIT売電価格と比例しないため、2022年度も10年リース契約で毎月15,950円になります。(2022年発行のカタログ調べ)

蓄電池を住宅ローンに組み込んだり、現金で購入する場合の導入費用は設置費込みで180万円(税込)

今後のリース代の傾向

2020年までにリース契約された方は、リース契約期間が10年でした。しかし2021年から契約されている方は、太陽光設備(パネルのみ)に限りリース期間が10年または15年を選べるようになりました。

リース期間が10年から15年に延びる理由

皆さんご存知であると思いますが、毎年決められるFIT制度の10年固定の売電価格は、太陽光設備費用に比例して下がってきます。これは新しく太陽光設備を導入される方向けに、設備の元がとれるように売電価格を設定されています。

FIT制度が始まった2009年~2012年当時は、太陽光パネルの価格も5kW載せると大体300万円しました。なので当然設備の元がとれるように売電単価も1kW 42円~48円でした。

2012年~2020年の間に毎年太陽光設備の価格も下がってきている事から、連動して固定売電価格も下がってきています。

※蓄電池はFIT制度と無関係なので、売電単価が下がっても蓄電池の価格が下がることはありません

FIT固定価格:契約した年に決められた単価で10年間売電できます。
※2020年に契約すれば2030年までず~と売電単価21円です。
※契約後は毎年下がる売電単価に連動することはありません。

私が2020年に契約した時は、1kWあたり売電単価が21円でパネルの費用は12.96kWで215万円、設置費も入れて280万円です。これでも10年間の売電期間内で元はとれるはずです。(ただし太陽光発電で得た電気を蓄電池に充電する方式であれば期間内に売電だけで元は回収できません)

ちなみに、5kW位の設置でしたら間違いなく元は取れます。

しかし、2021年になってからは売電単価が19円、2022年は17円まで落ちてきました。当然太陽光パネルの本体価格も下がってきています。通常であれば10年で元がとれるところなんですが、イシンホームの場合はまた状況が違います。

イシンホームの場合

世間一般的な5kW前後の積載量であれば、10年の固定売電で設備の元がとれるので気にする必要がないのですが、イシンホームの場合はまた違います。

2021年に新商品として登場した「ワンダフルライフ」、2022年に登場した「自給自足 X-ZEGA」。共通していえるのが、太陽光パネルの積載量が多い事です。完全な自給自足を目指すために、太陽光パネルを世間一般よりも2倍以上設置します。

更には2022年9月から、歴史上に残る超円安の影響で太陽光パネルの価格がこれまでよりも2割から3割くらいも上がりました。

これが何に影響してくるかというと、まさに太陽光パネルのコスト費用です。10年間の発電量だけで費用を回収できるかと言われたら難しく、売電だけでは元が取れないんです!! 電気の自給自足スタイルなら尚更です。

イシンホームが当初からよく謳っている、リース代が毎月「実質0円」というフレーズですが、上記のプランで毎月リース代の支払いを行おうとすると、実質0円にならずマイナスになるのが現状です。

このことから、リース期間を15年に延ばすことで毎月のリース代を安くしています。こうすることで、最初の固定売電期間10年は毎月のリース代が安くなりますので、売電金額を差し引くと「実質0円」になるというカラクリです。

固定売電後の11年目~15年目は売電単価が半分以下に下がるので実質0にはなりませんが、実際にそこまで調べられてる施主は少ないものと思われます。太陽光パネルだけならまだ負担が少ないので良いですが、蓄電池も設置しているとなると負担額は大きいものになります。(当方は10年リースですから最初から負担大です)

2021年以降のリース期間

上記でもご説明しましたとおり、太陽光設備が高いので10年間の売電だけではリース代の元をとることができず、リース期間を長くして毎月の実質負担額を0円に近づける戦略ですが、この方式は今後も続いていくものと思います。

太陽光パネル:10年間 or 15年間
蓄電池:10年間
冷暖房設備:10年間

イシンホームが取り扱っているリース設備は、太陽光発電システムや蓄電池以外に冷暖房施設があります。主に2つあり「床下暖房機器」と「放射熱パネルを使用した冷暖房機器」です。これがまた40万以上する高額設備なので、住宅ローンに組み込めない施主に対してリース契約を勧めてきます、

当ブログの自給自足結果に使用する計算方法

当ブログでは、毎月の自給自足結果というものを公開しています。太陽光発電した発電量から設備の元がとれるのか、そしてリース代の実質的な支払いが幾らになるのかを検証しています。

売電量で計算していないのは、日中に売電するはずの太陽光の電気を蓄電池に充電しているため、太陽光発電システムだけで運用する場合よりも売電量が少なくなってしまうからです。

今現在、当方が契約している10年リースの実質負担額を公開しておりますが、今後は同支払額で15年リースを行った場合の実質負担額についても記載していこうかなと思っています。正確な金額ではないので、ご参考程度にご確認ください。

イシンホームのリース設備には設置費用が含まれておらず別途かかります。イシンホーム直営とFC店共通で、1kWあたり5万円の設置代金が掛かります。

設置費は住宅ローンに含まれることになりますが、イシンホームはうまく誤魔化して「リース代のみで設置ができる」と営業している場合が多いので注意していただきたいです。

当家の太陽光設置代は、パネル積載量が12.96kWなので64万8千円の設置費用が掛かりました。設置費用はリースに含むことができず、住宅ローンの中に組み込む形となります。

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